検索窓
今日:12 hit、昨日:18 hit、合計:67,352 hit

その紳士、腹黒につき---サンプル1 ページ1

※こちらの話はサンプルです
ex)リクエスト「黒いアーサーが見たいです」


**
「ちょっと来い」
ぐい、と手首を引っ張られた。
「うぁ!?」
不意打ちなのもいいところで、私は思わず体勢を崩しかける。
そしてさりげなく腰に手を回し、私を受け止めたのはアーサー・カークランド。

私の、恋人でもある。

「…なぁに、アーサー。私、まだアルと話してたんだけど」
「ふうん?あんなに楽しそうにか?」
「何、だめ?」
「ダメじゃない、けど」
急にしょぼんとなって俯向くアーサー。
少し独占欲が強いだけで、可愛いところもあるんだよなぁ…。
そんな風に思ってしまう自分が憎い。
無駄にいいルックスと、女性を立てるこの性格が
私を彼から引き離し辛くさせている。
「俺のこと、面倒くさいって思ってるだろ…」
空き部屋に招き入れた私に、
綺麗なペリドットの瞳にうっすらと涙をためて
アーサーは上目遣いでそう言った。
「そんなことないよ?ほら、アーサー落ち着い…っ!?」
ソファの上でうずくまっていた彼から、急に腕を引かれる。
またか。
そう思って、
「アーサー。寂しかったの?ごめんねって、…ん」
ソファの上に押し倒した私の上に重なり、
強引に唇を押し当てる。
「…やっと、つかまえた」
満足そうに彼は私の上で笑う。
「あー、ねえ、アーサー?まさか」
「俺のこと、選んで良かったって思えるように
その身体に教え込んでやるよ」
「お願い、冗談はやめて。まだお昼だし、それに部屋の鍵だって…」
「もう閉めた」
元から計画通りってこと?
まんまと罠に嵌められた私は、何とかしてこの狼から逃げようと考えるが、何しろ両腕をがっちりと押さえつけられているので逃げ出せない。

「さあ、お楽しみはこれからだぜ?A。
…お前のイイ声、聞かせてくれよ」

彼の全盛期。 ---サンプル2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
156人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 返信遅れてしまってすみません!大好きだなんて…!! もし良ければまたリクエストしてくださいね!楽しみにしています^^ (2017年9月6日 22時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
水道の花子さん。(プロフ) - ひええええ…!ありがとうございます…!本当に素晴らしいです!大好き!(語彙力が来い)またととさんの作品を読める日を楽しみに待ってます♪ (2017年5月5日 9時) (レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - いえいえ!大丈夫ですよ〜♪(・ω・´ゝ)僕もあまり来れないので…とても面白かったです!魔法♪魔法♪魔法♪魔h((眉毛好き好き病も良かったです!更新頑張って下さい!長々と失礼致しました… (2017年3月22日 17時) (レス) id: 0a2ba9497a (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 亡命遊愉(元ヘタクラ@世界領(凛々))さん» 遅れてすみません〜 全編完成しました(`・ω・´)b (2017年3月21日 21時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 大丈夫ですよ!どんな感じが良いですか〜? (2017年3月17日 23時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/  
作成日時:2017年1月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。