ゼルダの伝説スカイウォードソード 時空の物語

29　ゼルダの行方 ページ30

リ「というわけです」

ゲ「ふうむ・・・黒き竜巻・・・普通の嵐ではなさそうだな・・・」

・・・ゼルダを、助けなきゃ！

ふと見ると、Aは急いで支度をしようとしていた

しかし

ゲ「まだ無理をしてはいかん」

A「でもッ・・・！」

ゲ「お前の気持ちはよく分かる、しかし今無理をしては
　 出来ることも出来なくなってしまう」

A「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ゲ「・・・リンクよ、ゼルダの様子だが・・・
　 あの子はいつもと変わらぬようであったか？」

A「ゼルダは・・・
　 たまにふと声のようなものが聞こえるといっていました
　 そして大地というところに言ってみたいと・・・」

リ「A・・・」

A「私にもその声は聞こえました。しかし、
　 何を言っていたかはわかりません
　 そして、私は何度も同じ夢を見ました
　 それと何か関連があるのではないのでしょうか」

そういっているAの目は虚ろだった

よっぽどショックだったのか・・・

ゲ「ふむ・・・ゼルダが大地と言うておったか・・・
　 そしてお前は同じ夢を何度もな・・・
　 大いなる使命・・・ううむ・・・」

リ「先生」

ゲ「いや、すまぬ、少し気になることがあっての・・・
　 しかしおそらく関係はなかろうて」

A「そうですか・・・」

ゲ「ゼルダの事だが・・・ロフトバードと共にあるのならば
　 きっと大丈夫であろう、どのみち夜の捜索は難しい、
　 光が乏しく夜目では見つかるものも見つからぬ・・・」

リ「・・・そうですね」

A「・・・・・・・・・」

ゲ「リンク、Aよ、ゼルダは大丈夫だ、あの子は必ず生きておる
　 必ずな・・・」

その時、俺たちは乾いた笑顔しか返せなかった

それだけ言い残すとゲポラ先生は部屋を出て行った

しかし、その後、不思議な声が聞こえたのは俺だけではなかったようだ

〜マスター・・・〜

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