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──── 「大将、その…お客人だぜ」
手入れ部屋に控え目に入ってきて、おずっ…とそう言ったのは
出久が声のする方を見れば薬研と必然的に目が合い、少しばかりの沈黙が連なる。
薬研が礼儀として軽く会釈をすれば、出久は「あ」と声を一つ溢し、会釈を仕返した。
「お客人？清光が素直に客の間へ通すなんて政府役員かな」
「流石大将。その通りだぜ」
薬研がAの推測に頷いて肯定を示せば「ありがとう」とお礼を言うA。
とにかく、政府が来たのならそれ相応に対応せねば成るまい。
「歌仙にお茶のご用意をお願いしてもらえる？それから少しばかり待ってもらうのでお茶菓子も」
「おう。その
薬研が出久を軽く一瞥し、「そんじゃ」と呟いて退室した。
出久にとっては初めて政府役員との対面になるのだが、そもそもコレに出久はついて行って良いものなのだろうか。
否、見習いの役目を任されたのはA自身なのだ。
どう対応しようがこちらの勝手であるし、政府も了承済みであろう。
ならば有り難く見習い同伴で話を進めようじゃないか。
「小竜さま、手当てが終わり次第本丸を案内するように先の薬研に頼んでおりますので」
「あぁ、それは有難い。今度の主の本丸がどう言うところか俺も見たいと思っていたところさ」
「それは満悦にございます。…っと…、敬語はしない…ですよね。そんな顔を為さらずとも心得ておりますよ」
「心得ている割には外さないあたり、そこの見習くんが項垂れる気持ちも少しは理解できるよ」
「おや、それは失敬」
小竜が「全く、今度の主は相当なものだ」と呆れて笑みを溢す。
どうやら今回この本丸に顕現するよりも前に別の本丸に居た予測は合っていたみたいで、既に霊力が御身体に馴染んでいた。
不調も見られず、寧ろ笑顔を溢し冗談やら談笑まで出来る。
"何よりの事だ"と安堵をしたAとは対に、待たされている政府は"早く来てくれ"と言わんばかりにソワソワと落ち着かなかった様だ。
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39(プロフ) - ミリアさん» かしこまりました。頑張ります (2020年5月19日 9時) (
レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - なった出久と先輩が轟と絡むです。 (2020年5月19日 6時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
39(プロフ) - ミリアさん» こんな夜中に閲覧ありがとうございます。絡みというのは刀剣男士と轟くんでしょうか？それとも審神者先輩と轟くんの絡みでしょうか？もしくは審神者になった出久との絡みでしょうか。質問ばかりで申し訳ありませんが、返答お願いします。更新頑張りますね！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ヒロアカに刀剣乱舞大好きなので続きが楽しみです。もし大丈夫なら轟との絡み話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39 | 作成日時：2020年5月17日 2時
