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「…それで、その…僕たちの持つ"霊力"で、"神を従える力"と言うのは…？」
「簡単な話です。よく担任の先生から…出久くんの場合は幼馴染くんの方がいいですかね」
「えっ、かっちゃん？」
「……あだ名だからいいものを、本名は絶対に口走らないように」
「あっ……」
出久は慌てて口を手で覆い、そして俯いた。
完璧に素で漏れた声だ。
呟いたのが本名ではなく、あだ名で助かった。
もしこれが本名で側に刀剣男士がいたら…。
ここまで考えて、出久は首を横に振った。
「まぁ、ボロが出るとこちらも注意しやすい。注意したことは身に覚えて忘れないでしょう？所謂"身体で覚える"ってヤツ。見習なんだし、すぐに全部出来なくて当たり前なんだからあんま堅苦しくしないで肩の力を抜いて…何でも聞いて、そして覚えてね」
「あ……は、はい…」
その言葉掛けがどんなに嬉しいものか。
正直、さっきっから堅苦しい内容ばかりで頭も混乱しているし、疲れて居たところだ。
今優しくそう言ってもらえると、「がんばろう」と余計に張り切れる気がした。
「それで、その幼馴染くん。よくキミに"俺の前を歩くな"とか…"そこを退け"とか言っているよね」
「あ…はは…」
流石未来から来た審神者。
日常についてまで知られているとなると最早何も言い返せないし、気力も失う。
出るのは空笑だけであるし、事実な為否定も出来なかった。
「さて、問題。彼の口調は何口調？」
「え？…命令口調ですね」
「古来から命令口調で従ってしまう力と言えば？」
「……命令を出す言葉で従う…"
「正解。私たち審神者は神に対して言霊を使用できる」
「ひぇ……」
仮にも神様だと言うのに、審神者というのはそこまで出来るのか。
いや、"人間と神"だとしても今は顕現した者が主なのだから、"持ち主と刀物"という考えの方が正しい…、のか？
「例えば、出久くんの"他人には見られて恥ずかしい物"を1振の刀剣男士が見てしまったとしよう。その時出久くんはどうする？」
「え？…多分きっと、顔を赤くして焦ると思います。慌てて弁解しようとする…かな…」
「じゃぁもし仮に、その1振が「他の刀剣男士にも暴露してやるぜ」って言ったら？」
「全力で阻止します」
「まぁ人間の心理だとそうなるよね。焦ったり全力で止めたい時ってつい口調が荒くなって「やめろ」とかって言っちゃう」
……あぁ、言うなあ。
なんて出久は齢4歳の過去の出来事を思い出した。
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39(プロフ) - ミリアさん» かしこまりました。頑張ります (2020年5月19日 9時) (
レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - なった出久と先輩が轟と絡むです。 (2020年5月19日 6時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
39(プロフ) - ミリアさん» こんな夜中に閲覧ありがとうございます。絡みというのは刀剣男士と轟くんでしょうか？それとも審神者先輩と轟くんの絡みでしょうか？もしくは審神者になった出久との絡みでしょうか。質問ばかりで申し訳ありませんが、返答お願いします。更新頑張りますね！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ヒロアカに刀剣乱舞大好きなので続きが楽しみです。もし大丈夫なら轟との絡み話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39 | 作成日時：2020年5月17日 2時
