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「さて、刀剣男士の出陣方法ですが審神者によって異なります。自分も戦場に赴く場合は、第一部隊を引き連れて自分の霊力を使って戦場に赴きます」
「審神者自身も戦場に赴いていいんですね」
「戦ですから。敵の目視をしたり、刀剣男士に指示を出す点ではこちらが有効かと。あまりオススメはしませんが」
「そうなんですか？」
「だって普通に死にますし」
へら…と笑って"さも当然だ"と言わんばかりにそう答えたAに、途端に出久は悪寒を走らせた。
まるでその笑った顔は"死にたきゃ止めはしませんが"と言っているようで、少し無責任にも感じた。
とは言えあくまで出久の杞憂なのかもしれないが。
戦場に赴くということは銃や刀が交じる場所に向かうということで、"自ら死に往く"も同然の行為。
様々な戦を乗り越えたベテランであれば函館なんて余裕で掻い潜ることが出来るだろうが、初心者にはまず無理だろう。
一緒に戦場に赴いて審神者を辞めると考える者も後を絶たなければ、先輩審神者に着かずにこんのすけから"チュートリアル"として流れを教えてもらった数多くの審神者はそのやり方に不満を憶えてやめてしまうこともある。
チュートリアルに関しては本当にもう少し政府側が考えて欲しいものだ。
A自身も最初は本当に焦った覚えがある。
「こっ…この石碑…？は…？」
漸く緊張が解れつつある出久がやっとの思いでAに声をかければ、Aは「あぁ」と小さく声を溢し、石碑を見た。
「審神者が刀剣男士と一緒に戦場へ赴かない決断をした時はこっちを使います。これは政府が元々用意した"転送マシン"で、現在攻撃されている歴史の時代まで霊力を使わずに飛べるものですね。その石碑、よく見ると動く
「あ……」
Aが説明をしながら石碑の羅針盤を操作し、"決定"を押すと、地面が淡く光った。
この光は転送が出来るという証拠だ。
「小竜、この中に入って」
「こうかい？」
「そう。
それで10秒くらい経つと ────」
しゅんっ…と風を切るような音がその場に響き、小竜はその場から消えた。
出久は辺りを見渡すが、そこに小竜の姿はない。
「戦場へ自動転送。これを使うなら主命は前以て伝えておくこと。10秒でもう飛んでっちゃうから」
……それは、何というか。
政府も政府でかなり滅茶苦茶だな、と出久は苦笑した。
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39(プロフ) - ミリアさん» かしこまりました。頑張ります (2020年5月19日 9時) (
レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - なった出久と先輩が轟と絡むです。 (2020年5月19日 6時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
39(プロフ) - ミリアさん» こんな夜中に閲覧ありがとうございます。絡みというのは刀剣男士と轟くんでしょうか？それとも審神者先輩と轟くんの絡みでしょうか？もしくは審神者になった出久との絡みでしょうか。質問ばかりで申し訳ありませんが、返答お願いします。更新頑張りますね！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ヒロアカに刀剣乱舞大好きなので続きが楽しみです。もし大丈夫なら轟との絡み話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39 | 作成日時：2020年5月17日 2時
