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──── 「ようこそ、"胡蝶"の本丸へ」
「うっ…わぁ………！」
“メモが取れないなんて覚える事が多かったらどうしよう"。
そんな出久の不安は、次の瞬間に本丸へと潜った際に無くなって居た。
何と神秘的な場所なのだろう？
大きくて広い幾つもある部屋、離れ。
外から見える風景は絵に描いたように美しい。
「凄い…！ここが本丸…！」
「うん。私のね。勿論本丸にも色々あって、最初はこんなに広くなかったりするよ。お金を使って大きくしたりするの。」
「へぇ…そうなんですね…！」
審神者の働き方一つで本丸は変わると言っても過言じゃない。
出久の中にはそんな考えと、“ワクワク"があった。
「それじゃぁ先ず、審神者室へ案内するね」
「審神者室……」
「所謂審神者の“執務室"かな。仕事場。客人をもてなす時も大体この部屋に通すか…客人専用の部屋を通すかだね」
「へぇ……」
審神者の執務室。
客間まである。
何たる贅沢な暮らしができそうな場所だろう？
最早“大金持ち"の一種としか言いようがない。
「どうぞ、入って」
「あ、はい！！失礼します！」
何処の面接を受ける受験生だろう。
事あるごとに背筋を伸ばして緊張して入る姿はまるで何も知らない赤子の様だ。
「あ、主かえってきたのー？」
「？！？？！」
「…加州さま…そこで何を？」
出久が足を踏み入れた途端、審神者の執務室から声がした。
Aが呆れた様に犯人の名を述べれば、加州は首を傾げて「何って？」と溢す。
「単に主の帰りを待ってただけだよ。それよりコイツ誰？」
「新米審神者です。今日から研修に来て居ます」
「へぇ、そうなんだ？…と言うか、
「すみません」
加州と呼ばれる男士とAの会話を疑問符を浮かべて聞くことしか出来ない出久はその場を唖然と見て居た。
不意に、加州は出久に目線を向ける。
出久はドキッ…と心臓を高鳴らせ、少しだけ目線を逸らした。
「…ふーん」
何が「ふーん」なのか。
出久は率直にそう思った。
感想も何もない、単なる空返事のような「ふーん」。
逆に考えれば、それは興味がなさそうに呟く一言みたいなものでもあった。
色々考えている出久に対し、
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39(プロフ) - ミリアさん» かしこまりました。頑張ります (2020年5月19日 9時) (
レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - なった出久と先輩が轟と絡むです。 (2020年5月19日 6時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
39(プロフ) - ミリアさん» こんな夜中に閲覧ありがとうございます。絡みというのは刀剣男士と轟くんでしょうか？それとも審神者先輩と轟くんの絡みでしょうか？もしくは審神者になった出久との絡みでしょうか。質問ばかりで申し訳ありませんが、返答お願いします。更新頑張りますね！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ヒロアカに刀剣乱舞大好きなので続きが楽しみです。もし大丈夫なら轟との絡み話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39 | 作成日時：2020年5月17日 2時
