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─── 「やるよ、審神者」
「…！本当にございますか！？」
「うん、…やっぱりオールマイトに憧れている僕が居ないのは嫌だし…そもそも夢が現実に叶ったこのご時世自体が無くなるのは、想像つかないなって…ヒーローになれるなら、それは僕も願ったり叶ったりだし」
「良かった！本当に良かった！こんのすけは大変嬉しゅうございます！！」
「そ…そんなに？」
目に涙を浮かべ、ピョンピョンと跳ね上がって尻尾を大きく振り、明からさまに嬉しいと表現しているこんのすけに苦笑を零す出久。
「…でもやっぱり、ズルイなあ…僕は」
「え？」
出久の言葉に、喜んでいたこんのすけはピタリと止まる。
まさか、審神者になると言ったそばから"やっぱナシ"なんてことないですよね…なんて考えてしまう。
「だって、オールマイトにも「ヒーローになれる」と言ってもらえて…個性を譲渡してもらえて…挙句に、こんなに付きっきりで見てもらって…終いには世界を救えるヒーローになれるなんて。…これ以上にないくらい、幸せだよ…！」
緑谷出久はこの時うっかりとオールマイトの話や…彼の個性が譲渡出来るものだと話してしまっているのだが、気付いていない。
まぁ元よりそんな情報は未来から来たこんのすけやAにとっては朝飯前の情報なので何を言われても空返事で返すことしかできないのだが。
しかし、これで自分も公に姿を現すことが出来る。
待ちくたびれたと言わんばかりの顔をし、軽い溜息を吐いたA。
対し、こんのすけは「あっ」と今まで忘れて居たかの様な ─────。
否、忘れて居たのだ。
Aの存在を思い出し、出久に向き直った。
「ささ、審神者になるとお決まりになられたのであれば早速研修を！出久さまの教育係となります先輩の審神者さまにございます！」
こんのすけは都合の良い様に見せ場を作り、Aが隠れている場所を見た。
出久は其処に目を向けて見てみるが、そこには自動販売機があるだけで誰かいる様子はない。
否、居たら逆にホラーだ。
…しかし、Aは実際に其処に存在にする。
霊力で姿を見せて居ない…いわば、神隠し状態というわけだ。
こちらからこの現状を覗けて居ても、外側からはこちらのことは見えない。
"認識されない透明人間"と言ったほうが早いだろうか。
とにかくそう言った感じだ。
出久が何か言い出す前に早く姿を現そう。
そう踏んでAは側まで行き、出久の目の前に止まって姿を現した。
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39(プロフ) - ミリアさん» かしこまりました。頑張ります (2020年5月19日 9時) (
レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - なった出久と先輩が轟と絡むです。 (2020年5月19日 6時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
39(プロフ) - ミリアさん» こんな夜中に閲覧ありがとうございます。絡みというのは刀剣男士と轟くんでしょうか？それとも審神者先輩と轟くんの絡みでしょうか？もしくは審神者になった出久との絡みでしょうか。質問ばかりで申し訳ありませんが、返答お願いします。更新頑張りますね！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: c3bcafc4ec (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ヒロアカに刀剣乱舞大好きなので続きが楽しみです。もし大丈夫なら轟との絡み話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: ba670dda1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39 | 作成日時：2020年5月17日 2時
