・ ページ41
自分より背の高い岩場を抜け
見えて来た光景は律さんが
死体を持った犯人の目の前に居る姿だった。
『あぁぁ!!何で来たのっ!?』
コ「バーロォッ!!一人じゃ危ねぇだろっ!!」
『おチビの君が言うんじゃないよ!!
哀ちゃんはよっ!?』
コ「向こうで昴さんといち早く合流させる為に
道路へ戻る様に言った。」
「誰か来るなら早めに片付けなきゃ
いけねえなぁ…!」
男の一人が俺達の会話で
少し苛立ち、慌て始める。
『…その人捨てるの?
目撃したあの子もそうするつもりだった?』
「分かりきってる事聞くんじゃねえ!!
お前らもそうなるさっ!!」
「ガキ連れてた奴はどうした!?」
『向こうで寝てる、
さて、ぶん殴らせて貰うよ。
私の可愛いpetit chérie攫いやがって…!』
「このアマっ!!」
片方の男が駆け出してくるのを
ひらりと躱し背中に肘を落とす。
その流れで前屈みになった男の腹に
膝を入れる律さん…
…嫌な音したけど…何本かいったよなアレ。
『その仏さん置いてあんたもこっち来なよ。』
「悪いがそうもいかねぇんだよ…」
『………』
コ「な…っ!?」
残った男が懐から取り出したのは拳銃だった。
『コナン君、そこの岩に隠れて。』
コ「律さんは…っ!?」
『早くっ!!』
相手が一発俺達の足元に発砲したタイミングで
俺を岩の影に追いやるように
律さんに背中を押された。
顔を少しだけ出し、この場をどうやりきるかを
様子を見ながら必死で考える。
拳銃を向けられた状態で律さんは
一向に動こうとせず犯人から目を逸らさない。
何を考えてんだよあの人!!
くそ…っ、どうするっ!?
『人を殺すのは楽しいかい…お兄さん?』
「そうだなぁ…、癖になっちまいそうだ。」
『あんた達がどういった人間で
その仏さんが何をしたか知らないけど…
故意で命を奪うもんじゃない。』
「よく分からねえな。
何だ?撃たれる前の遠回しな命乞いか?」
『んな訳。
そしたらとっくに土下寝してるさ…』
「余裕振ってられるのも今だけだぞっ!!」
男の指がトリガーを引いた。
それと同時に律さんは素早く
頭を右に傾け弾を…避けた…っ!?
なんて人なんだよ…っ!!!
336人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - 私は元々トリップ系とか好きなんですよよく調べたりしたりするので文ストとか今は待ってますし(*´ω`*)アニメはだいたい見てますよ(*´ω`*) (2018年9月18日 2時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» 私も降谷君が今の所勝ってしまいますが赤井さんも捨てがたいのです。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。笑 (2018年9月18日 2時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 降谷さん好きなんですよ名探偵コナン中では赤井さんもですが降谷さんが勝ちます(*´ω`*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» ありがとうございます。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。まさかここまで来られると思ってもなかったです笑/お楽しみ頂けるよう頑張ります!(*^^*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いわし | 作成日時:2018年9月17日 23時