【名探偵コナン】ポアロマスターの代理です。4

67.依頼の依頼 ページ5

コナンside.


退屈な学校から帰って来たら
どうやらおっちゃんに相談したいと
丁度一人の男性が訪ねて来た。
俺はいつもの如く子供の興味津々な態度を取り
その依頼内容を聞く。

どうやら彼は結婚式を間近に控えているらしく
幸せの絶頂だったのが、
今朝届いた差出人不明の脅迫状で恐怖の底に
落とされたらしい。


──結婚を取り消せ、さもなくば女を殺す。
警察にもこの事は言うな、
今後女と関わらなければ誰も殺しはしない。
簡単な事だろう？
ここまで言って聞かないようなら
結婚式を血の海にしてやる──


という内容がワープロで打たれた物だった。
これは立派な殺害予告…
内心穏やかではないその文章に
おっちゃんと依頼人は話を進めて行く。

文章を見るからに恋人の女性関係者だろうと
予想はついたのだが
如何せんそれらしい人物は居ないらしい。
とりあえず対策を練ってみる、と
今日は一時解散になった。

テーブルには脅迫状と結婚予定の二人の写真。
……ん？この女性…


『こんにちわ〜！！
コナン君帰ってます？
マスターと交代してあがったので暇なんですよ〜』


突然の訪問者は俺が丁度
頭に思い浮かべた人物だった。
そう、写真の女性が律さんに似ていたのだ。

おっちゃんは律さんを見るなり、


小｢………これだぁぁ！！！｣

『はいぃぃっ！？』


何かを思いついたように叫び出す。
…嫌な予感しかしない。




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