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『さぁさぁ、もう遅いですよ〜寝ますよ〜!
君が徹夜してるの知ってるよ〜!!』


戻って来た律は俺を立たせて
背中をグイグイ押してくる。
本気で一緒に寝る気か…?

いや、過去に一度一緒に寝てるし別に
照れ臭いとかではないんだが…

同じ布団に入り腕枕をされ抱き寄せられる。
………腕枕だとっ!?!?


降「あの…、律さーん…?」

『ん?あぁ、おやすみのチュー?』

降「違うっ!!!何で俺腕枕されてる!?」

『ふふっ、前に零がしてくれたから
今度は私がしてあげるの。
コレしないとくっつけないしね〜』


前回は彼女が寂しくなって一緒に寝たが
今回に至っては俺への配慮なのだろう。
彼女がそうしてたように、
人の体温を感じるとこんなにも
落ち着くものなのかと悔しながら理解した。

再び聞こえてくる律の心音。
不思議と直ぐに重たくなった瞼。
微睡む意識の中
おやすみ零、と小さく言った彼女は
俺の髪にキスを落とした。

…落ちかけた瞼戻ったよ!
何でこいつ、今日こんなにカッコイイの!?
これじゃあ俺恋する乙女みたいじゃないか!!
前にもあったよなこんなの!?
あぁぁぁっ!!俺の心臓うるさっ!!
距離無いんだからバレちま……

う、と焦っていたのも大丈夫そうだ。
律の特技、寝落ちの速さ。
彼女はキスの後直ぐに落ちたらしい…
んー…、知ってた!!

俺は彼女の腕からそっと抜け出し
今度は自分の腕を彼女の首元へ滑り込ませる。
感謝の気持ちを込め、


降「おやすみ、律…」


と、銀髪にキスを落とした。





______________



おまけ二人とも爆睡中



緑「ごめんな、ゼロ…」

降「……………」

緑「俺もお前と、皆と笑い合える未来が
見たかった…」

萩「…俺も。」

伊「俺もだ。」

松「お前には見えないけど
俺達も"ここ"に居るさ…」

緑「でもまだ…こっちには来るなよ。」

伊「待っててやるから、その時まで…」

萩「…降谷だけヨボヨボの爺さんで
再会するハメになっても気まずいけどな。」

松「ぷっ…」

『…まも、……るよぉ…』

緑「うん、ありがとう律…」

降「俺…が、んー…」

松「あぁ、降谷も…
こいつが無茶しねぇように頼んだぞ。」

緑「そうだな、律にも
こっち側には来て欲しくないからな。」

伊「何とも会話が成立した寝言だな。」

萩「よく分からないけど
俺、母性に目覚めそう…
超見守りたいこの子達っ!!」

松「本当に分からねえな、お前の思考。」

79.待って急すぎる!→←78.恋する…乙女?



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りん(プロフ) - 私は元々トリップ系とか好きなんですよよく調べたりしたりするので文ストとか今は待ってますし(*´ω`*)アニメはだいたい見てますよ(*´ω`*) (2018年9月18日 2時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» 私も降谷君が今の所勝ってしまいますが赤井さんも捨てがたいのです。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。笑 (2018年9月18日 2時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 降谷さん好きなんですよ名探偵コナン中では赤井さんもですが降谷さんが勝ちます(*´ω`*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» ありがとうございます。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。まさかここまで来られると思ってもなかったです笑/お楽しみ頂けるよう頑張ります!(*^^*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いわし | 作成日時:2018年9月17日 23時

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