【名探偵コナン】ポアロマスターの代理です。4

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『惚れそうだがそりゃ叶わんよ"陣平"。』

松｢何で俺だけ普通に呼べんだよっ！！｣

『…人種？ふふ、勝ったと思うなよ？』

松｢てんめぇ…っ！｣


鼻先がくっつきそうなくらいの距離で
バチバチと火花を散らす。
それをゆるりと止めに入る伊達君。
しばらく私と松田君の攻防戦が続いたが
深夜放送のテニスの試合に
皆テレビに釘付けになり流れた。

その後、私は結局皆に
名前に"君"付けをするという形で
許してもらった。
ただ景光君と研二君の顔が
隙さえあればからかうぞ、と物語っていた。

人間欲張るものじゃないと
身に染みて分かった一日だった。



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おまけ


『零、ちょっと私の名前呼んでみて？』

降｢は…？…律。｣

『うん、何もない…
私も普通に呼べる、何故だ…
あの時は割とノリでこうなったから
いけたのか…？』

降｢一体何の事だ、名前がどうした？｣

『なんか改めて考えた時に
異性に呼び捨てにされると照れるねって話？』

降｢全く分からん…ちなみに聞くが誰の事だ？｣

『ひ…景光君と研二君…。』

降｢…松田の次はそいつらが夢に出てきたってか。
(っていうか今まで名字で呼んでなかったか？)｣

『…うむ。はぁ、あの緊張は
学生時代で終わったと思ってたよ…』

降｢(俺の所にはちっとも出てこないのに
律の夢には出てくるのな。
…というかどういう夢だったんだよ…。)｣

『(そういや"夢"で一括して話してるけど
これいいのかな？寂しくさせてないかな？)』

降｢…律。｣

『ん？』

降｢…照れてないじゃないか。｣

『何でちょっと怒ってんの！？』

降｢……別に。
(ヒロに萩原め…、覚えとけよ。
…松田もだ。)｣


寂しいという気持ちより
今回は嫉妬が勝った。笑

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