【名探偵コナン】ポアロマスターの代理です。4

74.秘密？の関係 ページ23

赤井さんとの仮説の件は
今はとりあえず置いておいて
私、東雲律はいつも通りの
日常を過ごしております。

精神的修行は日々を過ごしながら
頑張るしかなさそう。
はぁ…珈琲作ってるのが平和だ…

ただ最近、"あむぴ"目当てで来店する
新しい女子高生達が増えたのだが
少々マナーが悪過ぎるというか…
平気で滅茶苦茶大声で笑いこけてたり
他にお客さんがいるにも関わらず
｢自撮りィェーィ！！｣なんて
写真撮りまくってるし。
肖像権引っ掛かるぞコノヤロー。

ましてや何故か若い男性客も
ちらほら増え始めてる。
貴方達も"あむぴ"目当てなの…？
腐なの？ねぇ腐なの…っ！？
流石零だね、どっちからもモテモテだ。

だが残念、その男性客達もこれまた
少しマナーが悪い。どうしたものかなぁ…


安｢何か最近少し客層が変わりましたね…｣

『全く同じことを考えていた所だよ
ワトソン君。』

安｢安室です。｣

『これは少し他のお客様に迷惑だと思わんかね？
ワトソン君。』

安｢安室です。｣

『ノリが悪いぞ安室君。』

安｢…ワトソンです。｣

『許そう。』


どうやら安室君も同じ事を考えていた様で。
カウンター内にて小声でやり取りをする私達。
騒ぐなとは言わないが限度がある。
静かに珈琲を飲みたい人も居るのだ。


蘭｢こんにちわ！｣

安｢あ、いっらっしゃいませ。｣

コ｢…何か賑やかだね？｣

『コナン君もこんにちは、
まぁね〜…そうだね〜…』


蘭ちゃんとコナン君が来ました。
コナン君もちょっとジト目で周りを見回してる。
テーブル席は彼女等で埋まっているので
とりあえずカウンター席へ案内する。
その際、女子高生の一人が大爆笑し過ぎて
後ろにのけぞり蘭ちゃんに当たった。
それに少しよろめく蘭ちゃん。


｢きゃはははっ！！！痛っ…、なんだし。
そうそう、それでさー…｣

安｢蘭さん大丈夫ですか？｣

蘭｢ええ、なんともないですよ。
ほら、コナン君座ろう？｣

コ｢う…、うん。｣

『……。
二人ともオレンジジュースでいいかな？』

｢｢はーい。｣｣


あんのケツの青い糞ガキ共め…
少しイライラしながらオレンジジュースを
グラスに注ぐ。
すると安室君が小声で耳打ちしてきた。


安｢(顔、出てるぞ。)｣

『(…隠せないんだよ。)』

安｢(前から思ってたが少しは
ポーカーフェイス習得しろ。)｣

『(分かっちゃいるけど今回は特に無理。)』

安｢(元演劇部頑張れよ。)｣

『(劇と日常は違うんじゃい。)』

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