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70.反省と…誓い? ページ11

婿「僕を庇ったせいで…すいませんっ!!」

『いやいや、気にしないで!
無事に捕まって良かったですよ!!』


さっきからずっと私に謝ってくる婿さん。
むしろ逆に貴方を危険に晒しちゃって
こっちが申し訳ない気持ちだよ。
顔に被ったままのベールも
少し血で汚れちゃったし…
…これ予算どこ持ちかしらね?


婿「早く手当を…っ」

安「僕が。行きましょう律さん。」

『へっ?ちょ、早く歩けないんだってばっ!』


私の腕を掴み歩き出そうとする零。
私がウェディングドレスのなっっがい裾に
モタモタ慌てていると小さく溜息を吐き
膝に手を入れ持ち上げた。


『あ、安室くぅぅんっ!?!?』

安「一旦控え室に連れて行きます。
後はお願いしますね、毛利先生。」

小「お….、おう。」

コ「(………絵になるなぁ。)」


私を姫抱きしたまま廊下をカツカツ歩いて行く。
その間無言、何か喋れよっ!!
こっちは恥ずかしいんだぞっ!?

控え室に着き椅子に座らされる。
私を見下ろす零の顔が無なんだけど…
雰囲気が降谷になってますよー…?


『あのー…、?』

降「……………」


そのまま黙って少し汚れた私のベールを上げる。
一枚遮る物が無くなりクリアに見える零の顔。
やっぱり無だわ…


降「…痛むか?思ったより深いな…」

『いんや…、だいじょう…ぶ。』


傷の少し下にそっと手を伸ばし
やっと喋ってくれた。
にしてもなんだろう、分からんが気まずい。


降「…ごめんな、」

『なんで零が謝んのさ…?』

降「…………」


目を伏せてしまった。
どうせ自分達が少し出遅れたの
気にしてるんでしょうよ。
私だって咄嗟だったから前に出ただけで
ドレスなんか着てなきゃなあ…

ダメだ、こんな着てる服のせいにして
怪我なんかしてちゃ誰も助けらんないじゃん。
漸く分かった自分の甘さと経験値不足。
何て軽い考えで零達を守りたいなんて
言ってたんだろう。


『ごめんなさい、私が甘かったんだわ。』

降「え…?」

『チート貰ったからって調子乗ってた。』


申し訳なさと悔しさが混じって
なんか腹立ってきたので
これ帰ってから松田く…陣平君達に
ちょっとお世話になろう。修行だな。
赤井さんにも相談してみよ…

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りん(プロフ) - 私は元々トリップ系とか好きなんですよよく調べたりしたりするので文ストとか今は待ってますし(*´ω`*)アニメはだいたい見てますよ(*´ω`*) (2018年9月18日 2時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» 私も降谷君が今の所勝ってしまいますが赤井さんも捨てがたいのです。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。笑 (2018年9月18日 2時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 降谷さん好きなんですよ名探偵コナン中では赤井さんもですが降谷さんが勝ちます(*´ω`*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いわし(プロフ) - りんさん» ありがとうございます。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。まさかここまで来られると思ってもなかったです笑/お楽しみ頂けるよう頑張ります!(*^^*) (2018年9月18日 1時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年9月18日 1時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いわし | 作成日時:2018年9月17日 23時

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