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3.三徹の悪夢 ページ11

※ほんの小さじですがBL要素があります。
読まれる際はご注意を。



零side.


徹夜など当たり前の職に就いている俺は
今日でそれが三日目、
流石に限界が来始めたところで
やっと開放された。
律にハロを預けているので
今日は東雲邸へと帰宅する。

玄関を開けるや出迎えてくれる律。


『おう、お疲れ様だな。』


そう言って肩を軽く叩き、リビングへと共に行く。
…何か変な違和感を感じる。


『おーい、零ー?また徹夜か?
無理ばっかしてると身体壊すぞ。』


座らずに立ち竦んだままボケっとしている俺に
目の前で手を振っていた律。
声を掛けられ意識が戻ると
すぐ前に居る律が妙に厳つく見え…っ!?


降「あれ…?律、太ったか…?」

『はぁぁ!?失礼な奴だな!!
俺はずっと体重キープしてるっつーの!』


………"俺"?
聞き慣れない律のそれ。
声もいつもよりだいぶハスキーで
目を凝らして見れば半袖から見える
細身だが鍛えられた筋肉…
あ……れ…?

確かめる様に肩から腕を触っていく。
顔は…骨格がすこし男っぽい…だと?


『何だこの状況…
人の顔をそんな至近距離で見つめて、
男同士でキスでもする気か?』

降「お、男ぉぉっっ!?」

『いや、俺元々男でここまで生きてきてんだけど…
今更そんなビックリされる方がビックリだわ。』


お、お、おおおお…男って!?
律は女だよな!?
女のクセに思考が変態オヤジで
どこかガキ臭い奴だったよな!?
急な事に頭がパンク寸前なのかグラグラしてきた。


『いつからお前の中で俺が女になってたんだ?
ははっ、相当疲れてんだな。
今日はもう何も考えずに寝ちまえよ!』

降「違う…、何だこれ…」

『零…?本当にどうした…?』

降「男…いや、律…は…」

『ちょっ!?零っ!?零っっ!!!』


次第に暗くなっていく視界に俺は意識を手放した。



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いわし(プロフ) - ちりさん» オンエアさんハマっちゃいまして!!お分かり頂けて滅茶苦茶嬉しいです!!笑。本編の方も読んで頂き誠に感謝です。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。第二回もそのうちアプする予定なのでよろしくお願いします!!笑々 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 9417f12aeb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 絶対東海オンエアのネタですよね!!爆笑。あ、いつもいつも本編の方も楽しませて頂いております!このネタでの番外編ありがとうございます!!面白かったです! (2018年8月31日 23時) (レス) id: a253956171 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いわし | 作成日時:2018年8月31日 1時

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