ゼロにはならないで (ページ3)

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家に帰ってもらったファンレターを読んでいるときだった
何枚もある中の一枚

康二君へ

いつも応援しています。

これから、定期的に手紙を送るね。

どれくらいの頻度で見ているのかは知らないけど
一か月に四枚くらい送れたらいいなあ、

関西にいた頃から見てた。

康二君本当にすごいなあ。
尊敬してる。

ため口なのは許してｗ

最初だからこれぐらいかな

また会える日を楽しみしてます。

いつも見守っている人より

普通の手紙なはずなのに、どこか恐怖を感じた
どこが、と言われてもこたえられないけれど、どこか

ただ、その日から定期的に届く手紙には

「最近、体調悪いでしょ」
「辛いことあったんだよね、なんとなくだけど元気ないみたいだけど、どうしたの？」
「大丈夫？」
「ちゃんと休んでね」

何一つ間違ったことを言ってなくて
本当に体調不良だったし、
ゲストとして出演した番組では隣の楽屋から俺の悪口が聞こえてきた
休みがない日が続いてたし

その時、何の仕事をしていたかもあっていて、やはり恐怖を感じた

同時に、ストレートな言葉で褒めたり、心配したりしてくれる手紙に安心感を覚えることもあった