拾われた4 ページ7
暫くすると、何か作業をしているのか全く分からないが、カチャカチャと音がした。そんなことより息がそろそろ…持たなさそうだ…。
すると、少し光が見えた。それと同時に視界にうっすらと映ったのは刃物。一瞬驚くが、恐らく箱を開けてくれているのだと思うと一気に安心する。
そして、箱が完全に空いた瞬間。僕たちは弾かれたように起き上がって必死に酸素を取り込んだ。良かった。死ぬかと思った…。
少し落ち着いてから仗助達が向いている方を見るとそこには
華奢な女の子がいた
僕たちは驚愕して言葉を失った。まさか、あんな華奢で可愛らしい女の子が…男5人が入った箱を運んだというのか…!?
ジョナサン「ま、まさかとは思うけど…君が僕たちを…?」
A「…」
無言で頷いた。思わず目を見開く。表情の変化に乏しい承太郎でさえもびっくりしたような顔をしていた。その顔は「本当にコイツが…?」とでも言っているかのようだ。
ジョナサン「まずはお礼を言わせて欲しい、助けてくれてありがとう」
ジョセフ「危うく窒息死するところだったからな…。」
承太郎「……助かった、ありがとな」
仗助「あなたは命の恩人っスよ!」
ジョルノ「感謝してもしきれません、本当にありがとうございます」
女の子は少し混乱したような様子だったが、すぐにまた頷いてくれた。ずっと喋らなかったのは恐らく彼女自身が口数が少ない人だからなんだろうな、となんとなく思った。
ジョナサン「そしたらここに長居するのも悪いし、帰ろうか」
承太郎「だな」
そう言って玄関らしきところに行ってドアを開けたのだが。
仗助「ここ…どこの町だ…?」
ジョセフ「全く知らない町だぜ…。」
ジョルノ「困りましたね…。地図で調べでみましょう」
そういって地図アプリを開いたジョルノ。だが、僕たちが住んでいるはずの町ではなかった。しかも全国色々見てみたが、そもそもその町自体が見つからなかった。
ジョセフ「オーッ、ノー…。」
そう頭を抱えていた時だった。
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奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - ふぃらんさん» コメントありがとうございます!!理想の夢小説だなんて俺には勿体無いお言葉です…これからも更新頑張ります!! (2022年5月2日 21時) (レス) id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
ふぃらん - いや、私の好みどストライクすぎて言葉が出てこないっすわ…めっちゃおもろかったです!ほんとに私の理想の夢小説でした!これからも頑張ってください! (2022年4月5日 19時) (レス) @page1 id: 3dbd05047b (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯(プロフ) - 狐仮面さん» コメントありがとうございます!!て、天才!?嬉しすぎます!!明日から春休みなのでその間に沢山更新しようと思います!!是非食い入って見てください!!(?)更新頑張ります!! (2021年3月18日 22時) (レス) id: 1e522a2cbd (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯(プロフ) - 鮭虎さん» コメントありがとうございます!!態々毎日更新チェックしてくださっているとは…!それはますます更新を頑張ろうと思えます!! 面白度10にもしてくださったんですか!?嬉しすぎます!!本当に励みになります!!更新頑張ります!! (2021年3月18日 22時) (レス) id: 1e522a2cbd (このIDを非表示/違反報告)
狐仮面(プロフ) - 初コメ失礼致します。読みやすくて面白いですし、天才なんじゃないですか??(小並感)たくさん更新して欲しいのは山々なんですがお時間がある時にゆっくり更新なさってください。気持ち悪いほど食い入って見ますので(?)そして素晴らしい作品をありがとうございます! (2021年3月18日 19時) (レス) id: 59c7d9b74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奇星雷戯 | 作成日時:2021年2月7日 18時