箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】

拾った14 ページ23

今日の更新では試しに荒木荘の人達を出してみようと思います！好評だったらまた次からも色々と出し続けようと思います！

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夜。歯も磨いてあとは学校の用意をしたら寝れる状態になった。リビングに行くとそこにはジョナサンさんの姿があった。



そして、そのジョナサンさんの目線の先にあるのは…



ジョナサン「…作り過ぎたかもしれないね」

A「た、たしかに…。」



奮発したがかなり余ったカレー。男性が5人もいるのだから絶対普通の量じゃ足りないと思って野菜やらルーやらを沢山買い過ぎたかもしれない。



私は馬鹿なことをした。そもそも5人に「どのくらい食べられますか」と聞ける機会は全然あったはずだ。料理は無駄に作っちゃったし、そのために無駄にお金使っちゃったし、もう無駄無駄ばかりだ。



正直これを朝まで取っておくのは衛生的にも良くない気がする。かと言って冷蔵庫に入れるのもなぁ、味とか悪くなるよなぁ…。出来るだけ早くなんとかしたい。



うーんと頭を悩ませている時、ふと脳裏に浮かんだ人達がいた。その人達には結構前から近所に住んでいて、私が生まれた頃からお世話になっているので時々余った夕飯をお裾分けしている。



A「これは私がなんとかしておきますから、ジョナサンさんは寝てください」

ジョナサン「良いのかい？そしたらお言葉に甘えて今日は寝させてもらうね」



ジョナサンさんはまたあの優しい笑顔で「お休み」と言って寝室に入って行った。一応5人で話し合った結果、身長が高いジョナサンさんとジョセフさんがお父さんのベッドを借りることになったらしい。



他の人達はもう寝ているのかすっかり静まり返っていたので、私はキッチンの棚からタッパーを取り出して、カレーをそれに詰めた。その後30秒程オーブンで温めた。流石に人に冷めた夕飯はお裾分けできない。



ホカホカとしたタッパーを紙袋に入れた後、パジャマの上からお気に入りのパーカーを羽織って、靴を履き、家を出た。もう真夜中だがあの人達は夜遅くにも起きてるし、寧ろ夜から活動を始める人もいるにで問題はないだろう。



A「喜んでくれたら嬉しい〜WRYYYYY〜なんちゃって」



と、近所に住んでいる人達の中の1人のセリフを真似しながらその人達のお家、「荒木荘」へ向かった。

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