箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】3

拾った71 ページ21

とまあこうして無事メイド担当になってしまった文化祭。当日になるまでの間は話し合いや準備等で目まぐるしい日々を過ごしていた。



その間、承太郎さん、仗助さん、ジョルノさん、DIOさんと言った感じで順繰りで同行してくれた。DIOさんが珍しくスーツ着ててビックリした。



今日は吉良さんが同行してくれるらしい。いつまでもお世話になりっぱなしだなぁと恥ずかしくなりながらも学校へ行った。



お昼休みの時には吉良さんが作ってくれたおにぎりをいただいて、いよいよ文化祭準備の授業(？)が始まった。



カフェの内装のデザインや提供する食べ物等について話し合いが進み、なんとか授業が終わった。明日からはいよいよ装飾を作るらしい。なんか無駄に本格的だよなぁ…。



そしてついに迎えた放課後、私がまさに帰ろうとしていると後ろから「ちょっと」と声をかけられた。学級委員長だ。この子物言いが嫌な感じだから苦手なんだよね()



「これ、当日の衣装。今日家で着てサイズ合ってるか確認しといて」

A「あ、えと、はい…。」

「サイズきついとか緩いとかあったら明日手芸部の子に渡してあげて。まあ？アンタの衣装合ってなかったからと言って、直してくれるほど優しい人達じゃないでしょうけど」

A「……良いです、その時は自分で手直しします」



そう若干キレ気味に言って、衣装が入った袋を受け取った。なんか軽いんだけど、そんなに衣装軽いの？布が薄いの？え、布薄いのは勘弁してください(切実)

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