拾われた38 ページ12
手を洗ってからソファーに腰掛けると、すぐに承太郎がやって来た。
承太郎「テメー、何でさっきからニタニタニタニタ笑ってんだ？」
仗助「俺も気になってたんだよな〜」
ジョセフ「げ、マジかよ…いや〜、まあなんつーか…。」
そこまで言いかけてやはり言いたくない気持ちが勝ってしまい、結局言い出せずにいると、Aが階段を降りて来た。制服から着替えたのか今は部屋着だ。
何やらソファーに座ろうとしているような様子だった。見兼ねた仗助が退こうとするが、承太郎がスタンドでAを持ち上げて自分の膝に乗せ、更にAに腕を回して抱き締めた。これには驚いた。
思わず抗議の声を上げたが、表情一つ変えずに「で、」と話を本題に入らせた。なんて奴だ(2回目)
俺は絶対話すものかと抵抗したが、Aからも「良いじゃないですかジョセフさん、今隠したってどうせ明日バレちゃうんですし」と言われてしまった。
それでも言うのを渋る俺を見たAは痺れを切らしたのか俺の腕を引っ張ってテーブル近くまで移動した。突然のことでちょっとビックリしちまったぜ…。
Aは俺の耳元で小声で話した。
A「ジョセフさんも聞いてたとは思いますけど、お客さんが来たらお帰りなさいませご主人様」って言わないといけないとか言われたじゃないですか」
ジョセフ「言われてみりゃあそうだったな…。」
A「私あれマジで言いたくなくって、テキトーにやり過ごそうと思ってるんですけど……もしジョセフさんが文化祭の話をするって言ってくれたら…。」
ジョセフ「言ったら？」
Aは少し顔を赤らめて黙り込んだが、すぐに話そうと息を吸った。そしてこう言った。
A「ジョセフさんにだけは全力で「お帰りなさいませご主人様」って言ってあげます…！これでどうですか」
俺は驚いて若干肩が跳ねた。あれだけAが嫌がっていたあの挨拶を…俺に“だけ”は本気で言ってくれるだと？何だよその見返り……
最 高 じ ゃ あ ね ぇ か
俺は問答無用で頷いてグッドサインをした。Aは「良かったぁ…これでダメだったらどうしようかと」と言って笑顔を浮かべた。
いや、それでダメとかねぇから安心してくれ(確信)
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ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！連載頑張ってください！！応援してます！！ (8月17日 0時) (
レス) @page26 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - 竜蘭さん» コメントありがとうございます！！そのように言っていただけて本当に嬉しいです！！励みになります…。更新頑張ります！！ (2022年4月22日 18時) (レス) @page24 id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
竜蘭 - あ、好きですw！続き楽しみにしてます！ (2022年4月19日 17時) (レス) @page22 id: 27e17eb645 (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - ジョリカさん» コメントありがとうございます！！え、待ってください…あなたはシナリオ作りの天才でしょうか…？？？是非書かせてくださいッ！！文化祭を書き終わり次第すぐ書かせていただきますね！！本当にありがとうございます！！ (2022年3月27日 23時) (レス) id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
ジョリカ(プロフ) - 採用してくれたら嬉しいです！(…別に没でもいいんですよ…？（笑）)←どっちだよ (2022年3月25日 15時) (レス) id: 464d411809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇星雷戯@圧倒的低浮上 | 作成日時：2021年10月9日 0時
