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唐突な煉獄の発言に絶句する柱達。自分の仲間から鬼の気配がするなんて、思いたくもないだろう。煉獄がここまで暗くなるのも分かるような気がしていた。
甘露寺「や、やだ〜！そんな、Aちゃんが鬼だなん、て…。」
悲鳴嶼「どうした…心当たりでもあるのか…？」
甘露寺「き、昨日蝶屋敷で……」
そう言って、昨日のAの話をした甘露寺。Aが蝶屋敷を出ようとしたところで響いた彼女の悲鳴、日光の当たらない場所で苦しんでいた姿、溶け落ちた血の混じった何か。
全員が息を飲んでいると、胡蝶と宇髄も昨日Aにされた質問を思い出した。「血液の異常」が無いか聞いて来たのは今考えてもやはり変だ。
場の空気が更に重苦しくなったところで、少しでも良くしようと煉獄が「本当に一瞬だったから、俺の勘違いかもしれないが…。」と付け加える。
しかし、彼のそんな付け加えは逆効果であったかのように更に空気が重くなった。それだけ煉獄の話を信じたくなかったのだ。煉獄もそこは1番痛感している。
煉獄「俺もAが鬼だなんて思いたく無い。もしかしたら本当に気の所為の可能性だってある。だから今度の合同任務でAが鬼か確かめようと思う」
不死川「煉獄ゥ…。」
煉獄「…もしもだ、もしもの話だが…Aが本当に鬼だったら、君達はどうする？」
煉獄からの質問に彼等は苦悩した。彼等の中には鬼によって家族を奪われた者も少なくない。いくら仲間とは言えど鬼ともあれば……。
しかし、彼女はただの鬼ではない。仲間だ。柱として共に闘ってきた仲間なのだ。どうしても慈悲が邪魔をして来た。誰も言葉を発さない中煉獄は言った。
煉獄「俺は…Aを受け入れる。鬼の気配こそしたが、彼女は記憶もある上理性も保っている。人間に近い状態だ。希望があるかもしれない」
胡蝶「確かに…昨日の時点で鬼だったとして、Aさんは見境なく襲い掛かったりする気配もありませんでした…。」
宇髄「……しょうがねぇ、俺もAを信じる。それに、1番辛いのはAの方だしな…。」
彼等はAを信じると決めた。
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奇星雷戯@受験低浮上(プロフ) - 彩豊さん» コメントありがとうございます！把握が遅れて申し訳ないです…！最初「上弦の零とかありふれ過ぎかな…」など葛藤したりもしたのですが、そのように言っていただけて安心しました…！ありがとうございます！これからまた更新頑張ります！ (2023年1月23日 19時) (
レス) id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！凄くおもしろいです！じょ、上弦の零ですと！？これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください！応援してます☆彡 (2022年11月5日 10時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - 虹ん子さん» コメントありがとうございます！！嬉しくて嬉しくて、マジに「ひえ〜ッ、ひえ〜ッ、ひえ〜ッ」しか語彙力無くなりました…()ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年2月6日 1時) (レス) id: b7b12b6281 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年2月6日 1時) (レス) @page48 id: b9911b54af (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - むつき。さん» コメントありがとうございます！！素敵な表現ですか…初めて言われました！！自信になります…感謝…。更新頑張ります！！ (2021年11月28日 23時) (レス) id: b7b12b6281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇星雷戯@圧倒的低浮上 | 作成日時：2021年10月4日 13時
