箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】2

拾った46 ページ39

一回荒木荘の方に帰った私達。「おかえり！」と温かい声が聞こえて来て、やっぱりこの雰囲気が好きだなぁと思っていると、そこにジョセフさんが真っ先にやって来た。



ジョセフ「お帰りA〜！…って…何か臭くな〜い？」

ジョナサン「こらジョセフ、女の子に向かってそんなこと言っちゃあダメだよ」

ジョナサン「…まあ、僕が悪いのだけど…。」

A「だからジョナサンさんは悪くないですって！」



便器の水臭と言う名の異臭を放ちながら帰ってきた私。逆にすぐそばにいるジョナサンさんが耐えられているのが凄いくらいだ。



明らかに可笑しい匂いを嗅ぎつけてやってきたカーズさんは「うっ」と呻き声を上げながら近付き、ジョナサンさんを睨んだ。



わ…(昔から知ってたけど)カーズさんの睨みの威圧感半端じゃあないな…やっぱり慣れないな、冷や汗出てきた。



取り敢えず私が「落ち着きましょう…？」と声をかけて居間に上がらせてもらった。異臭を放つ私を見て皆目を見開いた。



吉良「え、A…何をされたんだい？」

A「あー……」

ジョナサン「僕がいない隙に便器の中の水をかけられたみたいで…後々Aから聞いたんだけどね」

カーズ「Aが被害に遭ってるじゃあないか…何をしに一緒に行ったんだ」

ジョナサン「流石に女子トイレには入れないから…。」



そう言ったジョナサンさんは「まさか最初Aが口を突いて嘘を言うとは思わなかったけどね…。」と気まずそうな顔をしながら言った。



ドッピオさんは「Aさん…また隠そうとしましたね！？」と言って私の肩を揺さぶる。そんな泣きそうな顔しないでくれ…その顔に私は弱いんだ…()

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