箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】2

拾った41 ページ34

お久し振りのAside



A「あれ…朝…？」

承太郎「やっと目覚めたな」

A「あれ、何で承太郎さんがここに…？」



そう言うと、勢い良く私を引き寄せて抱き締めた承太郎さん。突然のことに驚いて何が何だかよく分からなくなった。



すると、彼は小声で「テメー、何で今までいじめられていることを隠してやがったんだ…！」と苦し紛れに言った。



え、何で知っているの？私は吉良さん達にしか話していない筈なのに。もしかして承太郎さんにも教えたのかな？



取り敢えずリビングまで承太郎さんと一緒に下りてみると、そこには吉良さん達と同時にジョナサンさん達もいた。



A「え、な、何でここに…？」

ジョセフ「A、本当に悪かった」

A「え、悪かったって何がですか…？そんな、あなた方は何も悪いことをしてませんよ…？」

ジョセフ「いいや、したぜ」

ジョナサン「僕達はただ君のお世話になってしまっていただけで、君が辛い目に遭っていたことに気付けなかった…。」



そう言って落ち込むジョナサンさん。何故彼らが謝らなければならないの？彼らは本当に何も悪くないのに。いじめられている私が悪いのに。



A「違っ、あなた方は…本当に…っ」



そう言いながら昨日散々泣いたにも関わらずまた泣いてしまう私。情けないところを見せてしまって恥ずかしい。



私が泣き出したことに気付いたDIOさんがハンカチを取り出して「泣くなA、可愛い顔が台無しだぞ」と言って拭いてくれた。



承太郎「(あんなDIO初めて見たぜ…。)」

ジョナサン「(なんか…ディオが女の子を慰めるって…違和感…。)」

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