箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】2

拾った40 ページ21

ディアボロ「A、お前はいじめられていることを話したら俺達に迷惑がかかるから今まで黙っていたと言ったな」

A「はい…。」

ディアボロ「あのなぁ…A…迷惑なわけないだろう」

カーズ「そうだ、寧ろこう言う時は頼ってほしいと思っているぞ」

A「あ、ああぁぁ…。」



あまりにも暖かい対応に私はまた涙を流した。今まで誰にも相談出来ずに抱え込んでいたものを吐き出すように私は声を上げて大泣きした。



皆はまた一瞬ビックリしていたけど、「今までよく耐えたな」と言って皆で抱き締めてくれた。



その後気付かぬうちに泣き疲れた私は眠ってしまっていた。



ーーー

DIO「さて、Aに話して貰った訳だが今後どうするか？」

吉良「そうだね…これ以上Aを危険な目に遭わせるわけにはいかないし…。」

カーズ「思ったんだが、保護者と言うことでAの学校について行くのはどうだ。学校に相談すれば行っても問題無かろう」

ディアボロ「確かに良いかもしれないな」

吉良「明日学校に電話してみようか」



夜中。泣き疲れて眠ってしまったAをドッピオの部屋で寝かせた彼等は今後どうするかについて話し合っていた。



彼等は怒り心頭であった。何故Aがいじめられなくてはならないのか。何も悪いことはしていないのに。



彼等はAがまだ赤ん坊の時からAの両親と共に面倒を見てきた人達だ。Aにとって第二の親と言っても過言ではない。



だからこそ彼等は分かっていた。Aは誰かから嫌われ、いじめられるような人ではないと。



DIO「良いか、もう2度とAをあんな目に遭わせないよう細心の注意を払って行動するんだぞ」

ディアボロ「ああ」

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