拾われた22 ページ16
その日の朝。まだぐっすりと眠っているジョルノの体からスーッと何かが出ていった。
その何かとは、ジョルノのスタンド、ゴールドエクスペリエンスだ。彼は“とある目的”を持ってまだ本体が眠っているにもかかわらず出て来た。
万が一Aに見られたら恐らくAがパニックになるだろうと考え、息を殺してAの後ろについて行き、気付かれずに学校まで来た。
取り敢えず近くに来てみても反応が全くなく、思いっきり見えるような位置にいても全く気付かなかったことから「Aには自分が見えていない」と確信し、その後は近くにいた。
彼はその日1日、Aの学校が終わるまでずっとAの傍につき、ただただ様子を観察していた。時々自分の能力でボイスレコーダーを作り、録音したりもした。
そして迎えた放課後。Aは何か用事でもあるのかいそいそと荷物を鞄に入れて教室を出ようとしていた。しかし、それはとあるクラスメートに止められた。
「アンタちょっと来なさいよ」
A「でも私今日急がないといけなくて…。」
「アンタの予定なんてどうでも良いんだよ、さっさと来いよ」
A「はあ…。」
どう考えても怪しいと判断したゴールドエクスペリエンスは、再び作ったボイスレコーダーを手にAの方について行った。
暫くついて行くと校舎裏に来ていた。少し木陰ができていて、人気も無さそうな場所だ。
心配になりながらもAを見守っていたその時、「早く死んじまえよアンタみたいな奴！」と言う甲高い怒鳴り声が聞こえて来たかと思うと、その女はAに向かってどこから持って来たのかよく分からないバケツの水をぶっかけた。
Aはその水を頭から被って一瞬で全身がびしょ濡れになった。いつものように結んだ髪の毛から水がボタボタと滴り落ちている。
まずい現場を見てしまったと思ったと同時に何故自分が今Aを助けられなかったのかと言う罪悪感に襲われていた。
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よくとちゃん - ぷりしょから来たけどやはり神！もう大好きです！頑張ってください！ (11月26日 21時) (
レス) @page6 id: e56a7703c9 (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - 間さん» コメントありがとうございます！！1から一気読みしてくださったとは…書いていて良かったです…！！励みになります！！更新頑張ります！！ (2021年10月4日 11時) (レス) id: 52d277c2df (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - 虎鞠さん» お久しぶりですー！！コメントありがとうございます！！やっぱり面白い…嬉しすぎました…モチベ上がります！！更新頑張ります！！ (2021年10月4日 11時) (レス) id: 52d277c2df (このIDを非表示/違反報告)
間(プロフ) - ぐはぁ…1から一気読みさせて頂きました！！！もう本当に面白くて…こんな素敵な作品をありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2021年9月15日 10時) (レス) id: 7509c75123 (このIDを非表示/違反報告)
虎鞠 - ああああ！！お久しぶりですうううタブレットが死んだのでしばらく見れなかった…やっぱり面白いですね！！ (2021年9月13日 21時) (レス) id: 7ef4594975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇星雷戯@圧倒的低浮上 | 作成日時：2021年3月27日 22時
