歌なんて大嫌い (ページ10)

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7話主ページ10

ヴァンパイアを倒し帰路に着くしろのは、近くの茂みに入った時に、気配を感じた

主(ヴァンパイアの……けは…い……)

ヴァンパイアの気配を感じたしろのはｽｩｯと気配を軽く忍ばせ様子をうかがう

???「……そこに居るのは誰かしら？」

主(へぇ……)

軽くとはいえこれに気づくんだ……としろのは思った

主(まぁ……殺すけど…)

相変わらずの真顔で無表情、狐のお面をつけ、フードを深く被っているから相手には見えないが

右手で剣を持ち、ヴァンパイアの前に姿を現す

主(な……んか喋っ…てるけど……)
(まぁ……どう……でもいいか…)

どうせ死ぬのだからとしろのは思いながら、相手に切りかかる

主(防いだ……魔術……てやつか…)

近くにあるものを手当たり次第に浮かせてなげつけてきたり、魔術で攻撃してきたりと、

相手は攻撃してくるがしろのはすべてかわし相手の首を狙う

あと数ミリという所で

キイイイｲｲｲｲン

金属どうしがぶつかり合う音がした

主「ｯ!!!」

慌てて後ろに飛び、剣をかまえ、あとちょっとという所で邪魔をした人物をみる

深くフードを被り、袖口から見える両手には二刀流の剣
そしてフードからちらりと見えるのは

赤い瞳

ヴァンパイアだ