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末崎さん達に砂をかけ終えると落ちますの人は飛び降りて来た。
「早く!貴女も彼に着いて行って逃げて下さい!」
彼が指をさした先にいたのは青いシャツを着てメガネを掛けた男性。
正直、まだ彼らを信用していいのかわからなくて不安だ。かと言って私自身にアイデアがある訳でもない。
だから私は戸惑いながらも従う事にした。
走っていてパンプスが何度も脱げかけてもどかしかった。
でもそんな事気にしていたら追いつかれてしまうので、なるべく足元に意識を向けないようにしてひたすら走ると、私の少し前を走っていた二人が足を止めた。
ここで足を止めるなら隠れた方がいいのではないかと不安が頭をよぎるが、目の前の二人はそれどころではなさそうだ。
そして青チェックのシャツの男性が、リングを返そうとしたその時。
「オイいたぞ!」
追いつかれた。青チェックのシャツの彼は切羽詰まった顔をして私に逃げるよう言う。
「っ、でも……」
「俺なら大丈夫だから、この人連れて逃げて!早く!」
彼の目は真剣そのものだった。これに従わないのは、失礼だ。
正直彼一人じゃこの集団には敵わないのは一目瞭然だった。でも、それでも私は彼に従う事を選んだ。
悔しさを殺すために唇を噛み締める。そして、未だ怯えているもう一人の男性の手首を掴んで走り出した。
「ッ、こっちです」
私がもっと強ければ、あの青いシャツの彼を助ける事が出来たかもしれないのに。
それでも今はただ、彼の無事を願いながら走るのみだ。
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皆様お久しぶりです。
この度は皆様に何も告げずに長期間にわたり更新をストップしてしまい申し訳ありませんでした。
理由としては、今年の1月中旬くらいから高校受験のため、日々勉強に追われ占いツクールを一切開く事が出来なくなったからです。
スランプ防止にと思い下書きの小説で何度か文章を書く練習もしていましたが、時が経つにつれてその時間すらも取れないほど切羽詰まっていきました。
皆様に何も報告せずに姿を消してしまった事、本当に反省しております。
そして先日、ついに受験を終え、学校を卒業する事が出来ましたので、これからまた小説を更新していく予定です。
しばらく拙い文章が続くと思われますが、温かい目で見ていただけると幸いです。
今後も是非、よろしくお願いします。
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マカロン(プロフ) - ナッツピさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。確認したところオリジナルフラグは付いていませんでした。もし今後も続くようでしたらお手数ですが教えて頂けると助かります。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: c48da97d00 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - オリジナルになってます編集画面の下の方に書いてあるので外してください (2019年4月4日 21時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2018年9月29日 7時