STAGE:00【非日常に迷い込む】 ページ1
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奇抜なドレスに身を包んだ美女に車椅子に乗った和服姿の年老いた男性、そしてその後ろで控えている黒いスーツに身を包んだ男三人。
目の前の彼らに制服姿の少女、
というのも彼女がいつも通りに下校していた最中、突然自分より少し前で黒塗りの外車が止まったと思えば彼らが降りてきたのだ。
そしてその風変わりな集団の中の一人があの在全グループの長である在全無量だと知り動揺するA。
しかしさらに追い討ちを掛けるようにドレス姿の美女、後藤峰子は爆弾発言を投下した。
「あの、さっき
脳内で大体の情報処理を済ませたAは、恐る恐る峰子に尋ねる。
「もちろん嘘偽りない事実よ。
ーーこちらにいる御前は、貴女を
「……なぜ私なのでしょうか」
峰子は一瞬目を見開いたが、すぐにまた笑みを浮かべる。
「簡単な事じゃない。それは貴女が魅力的だからよ。
こちらで入手した情報によれば、特待生として名門私立高校に入学し成績は常に上位。学校でも有名人みたいね。
そして何よりその容姿。去年の学園祭ではミスコンで異例の二年生でグランプリを獲得。まあ、貴女はグランプリを辞退したみたいだけど」
「……あれはクラスメイトに泣きつかれて仕方なく出ただけでしたから」
そんな情報どこで入手するんだ、と内心Aは思ったが口には出さなかった。
在全グループの彼らからすれば、そんなの容易なのだろうと思ったからだ。
「さあ、小町Aさん。お返事を聞かせてもらえるかしら?」
少し間を空けた後、背中に流した長い黒髪を風に靡かせながらAははっきりとこう言った。
「お断りします」
在全が微かに笑む。それに不審感を抱きながらもAはさらに続けた。
「私はただの学生で到底釣り合う身分ではありません。それに生憎ですが、逢瀬にも逢い引きにも興味はありませんので。
では、私はこれで失礼させていただきます」
その場を去ろうとするA。
だがそれを、在全が止めた。
「……面白い。気に入った。峰子君、彼女も参加者として加える事にしよう」
「……!ふふっ、かしこまりましたわ御前」
どこか楽しげな二人の姿を見て、Aはさらに不安に駆られていく。
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マカロン(プロフ) - ナッツピさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。確認したところオリジナルフラグは付いていませんでした。もし今後も続くようでしたらお手数ですが教えて頂けると助かります。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: c48da97d00 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - オリジナルになってます編集画面の下の方に書いてあるので外してください (2019年4月4日 21時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2018年9月29日 7時