茶熊学園2018:9 ページ24
私はフーティ家の子供でゆういつの女だった。
だから結構甘やかされ、兄たちが握っている剣も握らずに過ごした。
兄たちの手がまめだらけだったのを覚えていた
＿＿＿＿
緊張がいまだに体の中を駆け抜けていく。
もし、兄たちと一緒で竹刀ではなく、剣を使っていたなら。
竹刀を持つ手が震える。
でこからは汗が一滴二滴と流れた。
この震えは、怯えているのではない。
自分でしっかり理解していた。
楽しい。
もっとやりたい。
どうしたらイサミさんに勝てる？
まず、勝つためにはこうするのだ。
『イサミさん………いや、イサミ先輩！
私、ここに入部します！』
「えぇ、歓迎いたします。A殿」
このときの私は、自分でもわかるくらい、笑顔だった。
その時にまたディランさんが顔を赤くし、目をそらした。
次は理由がわからないため、どうしたらいいかわからない。
とりあえず稽古の続きをはやくしたい！
私の頭の中はいっぱいいっぱい。
「っはぁ……きっつ……」
「頑張ってくださいね。」
私が竹刀を一生懸命ふってるなか、後ろではこんな会話があったらしいが、
私は絶賛集中なうなのでそんな声聞こえないし聞く気もなかった。
＿＿＿＿＿＿
「『ありがとうございましたーっ！』」
「ありがとうございました。」
挨拶を済ませ、着替えもすませた。
帰る方向は寮なので途中まで一緒だったため、ディランさんと一緒に行くことに。
『本来の目的思い出したんだけと剣道部って体操服着るの？
朝登校するのにスカートが嫌だから運動部って思ってたんだけど。』
「いや今日やって気づいたろ。体操服なんか着てないじゃねーかよ」
『おいおい嘘だろ。私授業だけサボっちゃおうかな、部活だけ参加して。』
「ちゃんと授業聞きなさい」
素晴らしいおかん発言をスルーしながらズンズン寮まで歩いて行くと、突然後ろから引っ張られた。
そのあとすぐに唇に感触を感じた。
突然のことに思わず身動きがとまる私。
それを驚いた顔でみるディランさん。
そして私たちの瞳にうつる私にキスをした人。
「さっき、何でも言うこと聞くって言ったよな？」
リアムは口を離すなり、私とディランを見てニヤリと笑った。
「別のことも考えたが…今んとこはこれでいいと思ってな。
っお、いい反応するじゃねーか」
私の顔はじわじわと赤くなっているのがわかる。
耳まで熱い。
きっと先程のディランさんと同じ状況だろう
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きり。雑食(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！現在今更すぎる茶熊2018編を更新中ですので、こちらが終わるまでヴァイスとの絡みは少々お待ちください…！ (2020年3月12日 2時) (
レス) id: 330208c88e (このIDを非表示/違反報告)
ココア - ヴァイスとのお話を書いてくれてありがたいです！私、ヴァイス推しなので、とっても嬉しいです！できればヴァイスとのお話をたくさん書いてほしいです！お願いします！ (2020年1月21日 21時) (レス) id: 39ea8a8c3c (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - はい、あけましておめでとうございます。自分がゼロキスを好きなので、ゼロキスと言いたいところではありますが、落ちはありません。楽しみにしていただけ、嬉しい限りです。コメントありがとうございました。 (2019年1月9日 20時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
フェリナ - 遅いけどあけおめ！白猫小説少ない中でこれ好きだ〜！楽しみに待ってます！あと質問これ落ちとかあるんですか？ (2019年1月9日 17時) (レス) id: 04e428e6d7 (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - 愛音さん» あけましておめでとうございます。喜んでいただけてなによりです。現在端末が故障しており、更新に苦戦しておりますが、待っていただけると幸いです。コメント、ありがとうございました (2019年1月2日 14時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きり。雑食 | 作成日時：2017年6月17日 6時
