茶熊学園2018:4 ページ19
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そしてそのあと、学級委員長を決めることになり、しかも時間がお昼時だったからご飯を食べながら話し合うことになった。
私らの弁当はカムイが用意しておいたらしい。
じゃあルカちゃんはどっから握り飯を出したのか、
それはしらない。
『毒持ってねぇだろうな?』
「学校の名を汚すようなことしませ〜ん」
そういいながらガタガタと机を寄せた。
よせる際に、避けられてるのかむしゃくしゃしたからリアムの机に私の机をビッタリくっつけておいてやった。
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食べ始めると、やはりルカちゃんは握り飯をバババと大量に出し、握り飯いる人ー?と皆に配った。
どうやら今日のために作ったらしい。
リアムは私と机がついてるのが嫌なのかなんなのか知らんが、握り飯を見るなり慌てて「俺にもくれ!」と取りに手を伸ばした。
いい加減泣くぞ?
そうして見事にまたぶすくれた私は、机を離し、教室の隅に持っていき、一人で弁当をもくもくと食べた。
学級委員?知らねぇよんなもん
「きゅ〜ん?」
『おぉ、タロー。鞄にジャーキー入ってたんだよ、食うか?ははは』
心配して見に来てくれたタローにはジャーキーをプレゼントした。
もうかわいい
_____
飯を食ったら机を戻して自分の部屋に戻ろうと鞄を掴んだ。
その時に誰かが私の腕を掴んだ。
「Aねーね、キャンパスの中、一緒に見ませんか?ジュダさんも行くの!」
「キャンキャン!」
コヨミとタローだった。
この二人見てると心が浄化される
『ごめんねぇコヨミ〜。私今日はもうダメだよ。ゼロキスくんだよ、部屋に戻って……』
コヨミちゃんの頭を撫でながら断ろうとすると、突然肩をグンと捕まれた。
また熊かよ
「わり、コイツは俺と軽音部行くんだ」
そう思って後ろを見ると、リアムがいた。
少々ヤケクソだったのかなんなのか知らないが、少し顔が赤い。
「そっか〜じゃあねAねーね!リアムにーに!行こっジュダさん!」
「あぁ」
コヨミちゃんはパタパタと教室を出ていった。
が……
『私、君と回るなんて言ってないし約束もしてないよね?』
「うぐっ…」
『ていうか君が私を避けてるよね?』
「ぐわあああああっ!!良いからこいっ!!」
『うぉっ』
理由をきこうとしたら、突然リアムは走り出した。
やめてよ腕抜けちゃうって。
後ろからは青春だねぇと声が聞こえたが、
廊下走るのが青春なの?
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きり。雑食(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます!現在今更すぎる茶熊2018編を更新中ですので、こちらが終わるまでヴァイスとの絡みは少々お待ちください…! (2020年3月12日 2時) (レス) id: 330208c88e (このIDを非表示/違反報告)
ココア - ヴァイスとのお話を書いてくれてありがたいです!私、ヴァイス推しなので、とっても嬉しいです!できればヴァイスとのお話をたくさん書いてほしいです!お願いします! (2020年1月21日 21時) (レス) id: 39ea8a8c3c (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - はい、あけましておめでとうございます。自分がゼロキスを好きなので、ゼロキスと言いたいところではありますが、落ちはありません。楽しみにしていただけ、嬉しい限りです。コメントありがとうございました。 (2019年1月9日 20時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
フェリナ - 遅いけどあけおめ!白猫小説少ない中でこれ好きだ〜!楽しみに待ってます!あと質問これ落ちとかあるんですか? (2019年1月9日 17時) (レス) id: 04e428e6d7 (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - 愛音さん» あけましておめでとうございます。喜んでいただけてなによりです。現在端末が故障しており、更新に苦戦しておりますが、待っていただけると幸いです。コメント、ありがとうございました (2019年1月2日 14時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きり。雑食 | 作成日時:2017年6月17日 6時