茶熊学園2018:3 ページ18
「新入生の皆さんは、私についてきてくださ〜い。教室に移動しますよ〜」
そういわれて皆ガタガタと立ち上がる。
立ち上がりながらも、皆は知り合いと挨拶をした。
『じゃあ私も〜!バイパーさ〜ん!この前の写真ありがとうございます〜!』
「うむっ」
キラリと効果音が着きそうなキメ顔でこちらに親指を立てる。
そんな中後ろからブッと何かを吹いたような声が聞こえた。
「………この前の写真」
「……ありがとう…ねぇ」
その人はリアムとディランだった。
_____
「カラスミ組のみなさん。ご入学、誠におめでとうございます。
改めまして、カムイです。みなさんの担任を務めさせていただきます。」
『ほら〜やっぱりカムイじゃん!お前人がどこにもつれていってもらえなくてグスグス泣いてる中学長なんかやってたのかよ!!!』
「それを言われるから言わなかったんです!!!!」
私とカムイは結構仲がよかったのだが、
こいつが一度私をおいてバカンスに行き、グラサンかけてトロピカルジュースを持ってきたときに喧嘩をした。
それっきりこんな雰囲気なのだ。
「まぁまぁ、落ち着いてください、握り飯、入ります?」
『………食う。』
紫色の髪の毛の女の子から握り飯をもらい、口に頬張る。
そして私が静かになったのを確認すると、
「ドゾッ」
「ありがとうございます…では、まずはみなさんに自己紹介をしてもらいましょう。」
カムイは担任としての仕事を始めた。
「一番前のあなたから。」
「はいっ!」
指名され、コヨミちゃんは席を立ち上がる。
「名前と、それからなんでもいいので一言お願いしま〜す。」
『っは、適当な』
「あん?」
時々挑発を挟むが、またしても握り飯の女の子に止められた。
この子いい子ね。
そして自己紹介が始まった。
そしてわかったこと。
握り飯くれた子がルカちゃんって言うことと、
やっぱりリアムとディランさんに避けられてるってこと。
そしてようやくきた私の番。
『A・フーティです。皆さんとは違い、特別枠として入学させていただきました。』
『かしこまった感じはあまり好きではないので、挨拶がてらに後ろから肩でも叩いてください!よろしく!』
そう言うと、拍手と同時に肩を叩かれた。
「挨拶ですよ挨拶」
『おめぇ熊絶対許さねぇからな?』
とうとうブチ切れた私だが、教室にいた皆が私を止めた。
命拾いしたなカムイ
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きり。雑食(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます!現在今更すぎる茶熊2018編を更新中ですので、こちらが終わるまでヴァイスとの絡みは少々お待ちください…! (2020年3月12日 2時) (レス) id: 330208c88e (このIDを非表示/違反報告)
ココア - ヴァイスとのお話を書いてくれてありがたいです!私、ヴァイス推しなので、とっても嬉しいです!できればヴァイスとのお話をたくさん書いてほしいです!お願いします! (2020年1月21日 21時) (レス) id: 39ea8a8c3c (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - はい、あけましておめでとうございます。自分がゼロキスを好きなので、ゼロキスと言いたいところではありますが、落ちはありません。楽しみにしていただけ、嬉しい限りです。コメントありがとうございました。 (2019年1月9日 20時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
フェリナ - 遅いけどあけおめ!白猫小説少ない中でこれ好きだ〜!楽しみに待ってます!あと質問これ落ちとかあるんですか? (2019年1月9日 17時) (レス) id: 04e428e6d7 (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - 愛音さん» あけましておめでとうございます。喜んでいただけてなによりです。現在端末が故障しており、更新に苦戦しておりますが、待っていただけると幸いです。コメント、ありがとうございました (2019年1月2日 14時) (レス) id: 6b4174ea0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きり。雑食 | 作成日時:2017年6月17日 6時