【HQ】山田先生は目立たない

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サブタイトル

嘘つき。
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「お前、嘘吐くの得意になったんだな」





『…そうですか、良かったですよ。別に、こんな重い話を現役高校生にさせられませんから』



烏養「…………いつか話したほうが良いと思うぞ」





これは、俺が烏養さんに救われた時の話。




俺はある先輩に階段から落とされて、左足を打撲した。


幸い、重症じゃなかったから良かったんだがな。

だが、今でも激しく動かすと少し痛む。


それで、烏野との練習試合では俺はベンチだった。せめてベンチに入れられただけ良いもんだ。

怪我して、その時だけだけど試合に出れなかった俺を監督がせめて、って思って入れてくれたらしい。





そんでその帰り、俺は路地裏で先輩にカツアゲされた。

いや、おかしいだろ。なんでそこからカツアゲにたどり着くんだよ。

なんかその時の先輩は「怪我したのにベンチ入りしてたのがムカついた」って言ってた。





そしてその時、烏養さんが通りかかって紳士風に………とはいかないが、助けてくれた。

自分が殴られても、その先輩に向かって向かっていってた。

まあ、その時の記憶はほとんどないがな。パニクってたし………





てかなんでこんな事思い出してんだよ。



その時、鈍いバイブ音が鳴る。あ、俺のスマホか。




『烏養さん、練習戻っててください。俺、電話に出てきますから』



そして電話に出るため、少し離れた。












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サブタイトル

電話の相手。

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