七歳になった降谷さん (ページ5)

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風見仰天ページ5

『おはようございます』

風「おはようござ…？」

オフィスに入ると、風見が椅子をこちらに向け、挨拶をしかけて静止した。

風「その子…は…」

『誰だと思う？ヒントは今日まだここにきていない人。』

零は私の後ろに隠れて、風見のことをちらちら見ている。

風「え…？どういうことですか？ここにきていない人って…降谷さんくらいですけど…」

『あったりー！ほら、零、覚えてない？この人のこと…』

零「しらない…」

そっか。まあそうだよね。

風「ど、どういう…ことですかっ…」

風見は零に近づき、眼鏡をしきりにかけなおしている。

『あの組織の薬よ。』

風「え？」

『だから、ほら、片づけたじゃない？昨日。黒の組織』

風「あー…あの降谷さんが長年潜入していた…」

『そうそう。そこで開発された薬を飲んじゃったみたいなのよ。』

風「はあ…そんな毒薬みたいなのがあるんですね…」

『APTX4869…後始末の時に回収しなかった？』

風「え、えぇまだ…」

零「この人誰？」

『ああ、この人はねえ、零の部下だよ』

零「えーっ！？こんなに大きい人が僕の部下？？」

『うん。そう…』

いや、かわいすぎんか…

天使…

風「ど、どうも降谷さん大丈夫ですか…」

零「う、うん」

しゃがみこんで零と視線を合わせながら敬語で話す風見は本当に見物だった。

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昼、私は組織の残党を見つけなければならないので零を風見に預けた。

零「行っちゃうの？」

『すぐに帰ってくるよ、零」

零「頑張ってね！」

零は敬礼のポーズとって私を見上げた。

『うん。ありがと！』

私も敬礼し、不安そうな風見に見送られて任務にむかった。

『(大丈夫かな…風見…)』

私は一応零が知っていた人(小さいころの私)に似ていたから親近感がわいたかもしれないけれど、風見は完全に初対面だからなあ…

…ま、零は強いから大丈夫か！！

ゴリラだもんね！((

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工藤邸

灰「…でき…た……」