無個性：26 ページ26
赤ん坊のように泣きわめく私をかっちゃんは
ずっと抱き締めててくれた｡
「落ち着いたか？」
「うん､
え？あれ？
声、出る！
声出てるよ、かっちゃん！！」
かっちゃんも気付いたみたいだ｡
「ねえ､かっちゃん。」
「あ？」
赤い瞳を見た｡
「私ね養子､なんだ｡」
私の好きなその瞳｡
「は？」
そのツンツンした髪の毛も好きだよ｡
「生まれてすぐに孤児院に預けられたんだと思う。」
「お母さんが､私を預けたのは多分、ちゃんとした理由があると思う｡」
少し俯いて言った。
「デクも知ってんのかよ･･･！？」
声が震えてる
「知らないよ｡」
「それでね､声が出てるのもさ､
一時的なものだと思うの。」
「だからさ､言わせて欲しいんだ。」
夕日が沈んでいく。
「好きだよ」
言おう。
しっかりと、自分の気持ちを
声に出さないと伝わらない｡
しかも､それを勘違いしてしまう人もいるから
きちんと言わないといけない｡
「私は、貴方のことを好きになってしまいました｡」
､
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恋も、エゴも何もかも
空､と呼んでしまえばいい｡
｡
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あ - あの世で、幸せになれふたりとも 更新待ってます〜///// (2019年1月14日 1時) (
レス) id: 3a678891f9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - すいません､ディランではなくヴィランですよ！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 13時) (レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
赤雷 - おぉぉ..続き気になります…!更新お疲れ様です！頑張ってください！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: 3ecf39608b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星 x他1人 | 作成日時：2017年9月18日 21時
