無個性：24 ページ24
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、」
気付いた時には、昔遊んだ公園に来ていた。
「あ､」
涙が止まらない。
ただ､涙が出てくる。
感情よりも早く、
･
「緑谷少年に聞きたいことがあるんだ｡」
オールマイトは路地裏に僕を呼び出した。
「あの､聞きたいことって･･･」
「ああ､先ほどの少女のことさ｡」
オールマイトな不思議な表情で口を開いた。
･
誰かが走って来る音がした｡
「A！！」
「来ないでよ！！
何で･･･
何で？
何で！
何で！？」
かっちゃんを見れてないけど、
だいたい、見なくてもわかる。
怒っていることぐらい｡
･
「Aのことですか？」
僕が答えればオールマイトは頷く。
「知り合いかい？」
「妹です｡」
オールマイトは眉間のシワを深くした。
「やはり､そうか･･･」
「あの子は貰い子だろう？」
僕は一瞬、耳が腐ったのかと思った。
･
「皆、死んじゃえばいい！！
死んでしまえ！
私が無個性だからって､
馬鹿にしやがって！！
ふざけんな！」
「ごちゃごちゃうるせぇ！！！」
次に瞬きしたときは
ちょっと汗臭いかっちゃんの胸の中だった｡
･
「貰い子？
え､どういう････」
僕が分からないでいると､オールマイトは
しまった･･とでも言いたげな表情｡
「すまない､てっきり
知ってると思っていたんだ｡」
「貰い子って､どういうことですか！？」
･
「あ､」
「うるせぇ｡」
かっちゃんは消えそうな声で言った｡
「泣きたいときは泣け。
立ち止まったっていい｡
溜まってるモンがあんなら
俺の前で吐き出せ！！
だから､
だからっ！
俺の前じゃ､そんな顏すんなや！！」
そして､
「笑えよっ！！」
･
「貰い子ってどういうことですか！？」
オールマイトは堪忍した様子だ｡
「あの子の本当の苗字は､佐々木なんだ｡」
「佐々木･･･」
「そして､プロヒーローの娘さ｡」
「え､」
「私が知ってるのはここまでさ、
さあ､爆豪少年を探しに行こうじゃないか！」
素直に､返事をするには
時間がかかった｡
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あ - あの世で、幸せになれふたりとも 更新待ってます〜///// (2019年1月14日 1時) (
レス) id: 3a678891f9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - すいません､ディランではなくヴィランですよ！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 13時) (レス) id: 803b2655e5 (このIDを非表示/違反報告)
赤雷 - おぉぉ..続き気になります…!更新お疲れ様です！頑張ってください！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: 3ecf39608b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星 x他1人 | 作成日時：2017年9月18日 21時
