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「……A。」







『どうしたの?八尋。



…あっ、確か私のこと探してた?なんか部員の子が八尋が私のこと探してたって言ってて。』












Aは不思議そうな顔をしながら私に問いかけてきた。







「…あっ、そ、そうなの!!探してたの!!って…」









『あ、そうだったの!ごめんね!!で、どうしたの?』

























………??………………………????






……あっ!!!!






私たち…Aのこと尾行するために探してたんだった…()





と、そう気づくはすでに遅し。




もう私、八尋寧々はAにあなたのこと探してたの、と言ってしまった。







恐る恐る後ろを向いてみると…




苦笑いをしている光くんと


やったね、ヤシロ。とでも言いたそうなジト目、いや、若干睨んでいるような感じの花子くんがいた。














『…八尋?』



と、この状況お構い無しに首を傾げて私に聞いてくる。






「…えっ、えっ、えっと…あの…!うん!!なんか、こ、この男の子がね!Aの演奏聞いてみたいって言ってて!だから、Aを探してたの!ね!!」




そう言いながら光くんの方を向く。




光くんはびっくりしながらも「あっ、はい!そうっス!お、俺がA先輩の演奏聞きたいなーって…はは…」




と、返してくれた。



我ながら私は誤魔化すの苦手だな〜…と思ってしまった。



光くんも意外t((((っていったらダメだよね








とりあえず、
怪しいか怪しくないかは置いといてAは




『…あっ、そうなの!!なんだ〜それなら早く言ってくれれば良かったのに〜。さっきまで個人練しててもう楽器片付けちゃった。』



と、言っている。





きっとあの後Aは楽器を片しに音楽室に行ったのだろう。




それで今に至るわけだ。





『ん〜、コントラバスは片付けちゃったけどピアノだったらどこか教室開けてもらえばいけるかも!』




そう笑顔でAは言った








なので…





「ア、アリガトウ!!ワタシモキキタイッテオモッテタシ!!」



「お、俺もッス!!」




と、冷や汗をかきながら私たちはAのあとを追った。

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ウへ - …すこ (2019年10月16日 18時) (レス) id: af6442765c (このIDを非表示/違反報告)
yui - はじめまして! 煩殺ェ(´ω `) 花子くん可愛いですね〜 連続で読みたいけどかわい成分が多くてシヌゥ(グボァ (2019年5月19日 16時) (レス) id: 43324b4bf2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして。この作品めっちゃ面白いてすね!! (2019年4月1日 9時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
お菓子なこいし(プロフ) - 好きです、....... (2019年3月31日 0時) (レス) id: b8c13d01bf (このIDを非表示/違反報告)
meika(プロフ) - めっっっちゃ面白いですね!陰ながら応援してます壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2019年3月30日 23時) (レス) id: de0db9503f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年3月29日 13時

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