好きというには重すぎる【降谷零】

Time.060 ページ10

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「降谷さん、こちらの書類は…」

「今手が離せないんだ 置いといてくれ」

「ああいやその…締切があと30分で…」

「馬鹿か君は！何故そんなギリギリに持ってくる！」

「すっすみません！！」


見ていた映像を止めため息をつく

コナンくんが彼女を見たという場所、この間行った海
あと一応水着買いに行った日のショッピングモール

その3箇所の防犯カメラの録画見たら何か手掛かりが出ると思ったのだが…

本当に居たのか疑いたくなるほどに、どこにも映っていない

3箇所に共通であったのはバイクくらいで…ナンバーは見えなかったけど車種はホンダCB250Rだ

しかし乗っていたのは金髪の女性ではなかった 身長は似たような高さだと思うが…

…そういえばこのバイク、Aが興味津々で見てたって萩原が言ってたような？

Aは実際その3箇所にいて、何らかの理由で変装をしていた？
そしてCB250Rが彼女の愛車…だとしたら乗っていた人がバラバラなのも納得する、けど

変装なんて何のために？探している僕らの目を欺くため？

でも流石にずっと日本にいたのなら
いくら変装していても公安である僕や景がどこかで気づいたはずだ

…アメリカにいて最近帰ってきたとか？でも…やっぱり変装する理由は分からない

命狙ってるわけじゃないんだし…それなりに仲も良かったと思ってたけど 違うんだろうか

なんだ、日本の警察やめてFBIにでも入ったか？

いやでも彼女は姉を探すために警察を目指したと言ってたな

在学中に再会していたしFBIに移る理由はないはずだ

…彼女の行方の鍵を握るのはやはりお姉さんだろう

ほんと、どうすればいいんだか

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