好きというには重すぎる【降谷零】

Time.091 ページ41

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「あっは頭から血吹いて倒れたぁ！」

「倫理観ないんですか貴方…」

「ヘッショ依頼なんてなかなか無いし久しぶりに見たら面白くて…それに倫理観なんてあったらこの仕事(スナイパー)してないわ
バーボンもやってみたらどう？結構楽しいわよ」

「嫌です 僕遠距離向いてないんですよ色んな意味で」


ご機嫌でライフルを片付ける彼女にため息がでる

昔のAならスコープすら覗けなさそうなのに…本当どこまでも真逆だ

そうなってしまった過程を詳しく知りたいのは…探偵の性って事にしておく


「…バーボン これ持ってみてよ」

「なんですか急に…うわ、重くないんですかこれ」

「H&K PSG1…重量は8.1キロ
キャンティが使ってたから真似して買ったんだけど…そろそろ買い替えたいのよね 重いし」

「…この間のお礼に買えと？」

「煙草とエヴァン ウィリアムスの23年もよろしく」


ライフル…いくら僕でも…いや もう今更だ

それよりもエヴァン ウィリアムス 23年って販売終了してるよな？

どこから買ってこいと…オークション…あーもうこいつは！

僕がお前のこと好きでよかったな！


「どのライフルがいいんですか H&K？レミントン？グロック？シャイタックM200でもいいですよお好きなのどうぞ」

「H&K MSG90
…あ、今からここの激辛坦々麺食べに行かない？」

「嫌です服汚れるでしょう」

「着替えならここにあるけど」

「僕がないだろう！」

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