好きというには重すぎる【降谷零】

Time.090 ページ40

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「安室さん昨日どこにいたの？」

「ポアロに来ていたじゃないか」


ああ…やっぱりきたこの話題

どう誤魔化すかまだ考えてないんだが…

耳鳴りだけ残り他はほぼ全快した僕は元気にポアロへやってきた

今も健在の浦瀬の記憶力に頼り昨日の話は聞いたからやり過ごせるとは思うけど…

変装したのが浦瀬とバレたら、その技術と見た目からベルモットの親戚ってことも推理されてしまうかもしれない

そこまで行くと浦瀬がここに来たばかりの頃の僕の行動が怪しすぎるんだ！

組織の人が来ただけでそんな反応するわけないって言われる…寧ろ目立たないようにするはずだって言われる…

だから 浦瀬が組織の幹部の1人ということは絶対彼に隠し通さなければいけない…！


「…浦瀬さん 昨日ポアロに来なかったんだ
彼女が安室さんの代わりに昨日来ることは出来たはずだ！」

「彼女なら単位がやばいから大学に行っていたと連絡が来たよ
それに何故僕が一般人の彼女に頼むんだ？用事があるなら休めばいい」

「それ、は そうだけど…」


…確かに わざわざ代わりに出なくても僕の声で休むと連絡するだけで良かったはずだ

コナンくん以外にバレない程完璧な変装変声が出来るんだ それくらい余裕だろう

それなのに彼女は変装してまでここに来た 何か目的があったのか…？


「でも安室さんバイクなんて乗らないじゃん！」

「免許は持ってるし…昨日はそのまま仕事行く予定だったからバイクだったんだ
思ったより早く呼び出されちゃったけどね」

「スマホカバーは？安室さん付けてないよね？」

「付けていないよ 見間違えじゃないのかい？」

「じゃああだ名の由来をわざわざ聞いたのは！？」

「単純に忘れてしまったからだよ 一応咄嗟に言ったことだったから…
兎に角、僕は昨日ここに居たんだ
これ以上言いたいことがあるのなら確実な証拠を持ってきてもらわないとね」

「うっ……わかったよ」


…あだ名の 由来

コナンくんならあだ名がゼロだということをバラしていないだろうが…目的は…それか…？

…まさか、な

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