好きというには重すぎる【降谷零】

Time.083 ページ33

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「安室さん、今夜焼肉行かない？めっちゃ肉食べたい」

「嫌です」

「えーじゃあ寿司は？」

「嫌です」

「居酒屋！」

「嫌です」

「…安室さんの手料理」

「嫌です」

「もういいハムサンドとアイスコーヒー下さい」

「はーい♡」

「くっそうぜ…」


次の日の昼

浦瀬はポアロに来るなりそんな事を言い出した

今日も任務あるのにそんな所行ってられないだろう

あんな派手な服で焼肉寿司居酒屋なんて行けるか！

わざわざその為だけに着替えるのも面倒だし大人しくルームサービス頼んでくれ


「あ、髪結んでよ」

「はいはい…そろそろ自分でもできるようになってくださいよ」

「いいじゃん安室さん結んでくれるんだし」

「…僕がずっと近くにいれるとは限らないですよ」

「なら今から切ってくる」

「駄目です死ぬまで僕が結んであげますから辞めてください」

「プロポーズかよ？」

「ちっ…違いますよ何言ってるんですか！」


髪切っちゃったらAAに似ちゃうだろ 色々危ないから辞めてくれ

それに…僕に結んで欲しいって思ってるなら そのままでいい

君が僕を求めてくれるのなら それで


「今日は何？」

「大人っぽくまとめときました 合うでしょ？」

「いや見れないから 写真撮って…あ、スマホ忘れた」

「僕ので撮りますよ…ちゃんと後で消しますからね！？」

「消さなくてもいいよ？」

「…そうですか？でも容量無くなると嫌なので消しますね」

「わーちょっと悲しい」


やっと君の写真を手に入れたけど

…残しておく訳にはいかないんだよな

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