好きというには重すぎる【降谷零】

Time.069 ページ19

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「安室さん今週5枚目ですよ！本当にちゃんと寝てるんですか！？
今月のお給料無しになっても私、知りませんからね！」

「寝ましたよちゃんと！」


今日は3時間寝た 体調は良い方だ

にも関わらずまた僕が皿を割ったのは浦瀬が顔に怪我をつけて来たから

しかも僕と松田が入学式の夜殴り合いした時レベルの怪我

昨日会った時は何も無かったじゃないか

この1日で一体で何があったんだ！


「安室さん顔怖いー」

「誰のせいだと思ってるんですかね？」

「私ですか！？…あ、まさかコレ？
さっきバイトの品出ししようとしてダンボール顔面に落としたんですよ そのせいです」

「…本当ですかね」

「疑い深いなあ」


いや嘘だろ ふざけてるのか せめて転んだとか言えよ

それにダンボール顔に落としたなら貼るのはガーゼと絆創膏じゃなく湿布とか冷却シートじゃないか？

…やっぱ僕に隠さなければならないほど後ろめたい何かがあるんじゃ


「…はあ 喧嘩ですよ喧嘩 お姉様と」

「随分派手な喧嘩ですね？」

「今度は嘘じゃないですから睨むのやめてくださいよ」


姉と喧嘩…ありえなくは無いか

内容は知らないが口論だけじゃなければ怪我もする

でも女同士の喧嘩でここまで大怪我になるか？


「…次怪我してきたら許しませんからね」

「なんで安室さんに怒られなきゃいけねえの…」

「口悪いですよ」

「うっせ」


本当に口悪い 何があったらお嬢様みたいな話し方してたこいつがここまで口悪くなるんだ

記憶飛んでもお姉さんと一緒にいたならこんなことならないと思うけどな…

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