好きというには重すぎる【降谷零】

Time.066 ページ16

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「浦瀬A 東都大法学部の学生で…22歳 7年より前からの記憶ナシ
両親は生まれてすぐ他界、年の離れた姉がいる…ね」


7年前から…Aが消えた時期と一致する

彼女がAから浦瀬に変わったのは…引取り先の名字から本当の親の名字に変わったと考えるのが自然か

いや、でも年齢が違うのはおかしくないか？

それに今日素顔でポアロに来たところを見ると、実際コナンくんと蘭さんが見たのもあの姿だろう

だとすると変装してた訳じゃ無さそうだ 防犯カメラに映っていないのは…避けていた、とか

でもどうしてそんなことをする必要がある？


「降谷さん こちらの資料なんですが…」

「ああ 確認しておく …風見、明後日の捜査会議の資料はできたのか？」

「あ…すぐ終わらせます！」


親戚の家が家事になった時も死体見つかってないし、一晩で誰もいなかったかのように部屋が綺麗になっていた

…Aはあの日誘拐されていて
自分を偽らざるを得ない状況にいる、とか

彼女は警察学校を卒業する前に辞めたのだから
僕のように公安やゼロに所属してそうなったという可能性はない




「わたしのは自己解決したからいいのよ!あとはお姉様に確認が取れれば良いだけですし…皆に手伝ってもらう事は無いわ」




…浦瀬Aの言う姉は、AAの言う姉と同一人物なのだろうか

僕の予想があっていたら…Aを誘拐したのは、彼女の姉だ

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