好きというには重すぎる【降谷零】

Time.063 ページ13

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「じゃあ、お先に失礼します…」

「ちゃんと病院行くんですよー！」


皿の破片を片付けた後、今日はもう帰れと言う梓さんに押し切られ早退することになってしまった

はあ…病院なんて行かなくても僕は大丈夫だし 早めに登庁して仕事するか

風見に連絡を入れようとスマホを出した時、後ろからコナンくんの声がした


「安室さん、浦瀬さんとどういう関係なの？」

「…着いてきてたのか」


この目は…僕を疑っているのか

まあ今回に関しては仕方が無いと言えば仕方が無いけど…


「一目惚れってことじゃあ駄目かい？」

「当たり前だよ！一目惚れで倒れるとか漫画じゃないんだし…
あの安室さんがあんな所で力抜けて倒れるとか 余っ程の理由が無い限りありえないでしょ！」


予想通りの反応 彼に誤魔化しは効かない

かと言って素直に話せる内容じゃないし…困ったな


「…彼女は、どんな人だった？」

「どんなって…普通の人だよ 最近引っ越してきた大学生だって言ってた
あと時々言葉遣いが荒いというか…でも優しかったよ
ほら、答えたから今度は安室さんの番だ 浦田さんとどんな関係なの？」


最近引っ越してきたは本当だとして…大学生は嘘だな

あいつ絶対29歳だし 大学卒業してから警察学校来てたし

言葉遣いが荒いのは…ちょっと信じられないけど


「だから言っただろう？一目惚れだと」

「本当に？」

「ああ 本当に
…じゃあ僕はもう帰るから またね、コナンくん」


1週間はポアロに居るから…その間にまた彼女が来ることを願おう

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