Believer zero

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次の日、必要最低限だけの物を持ってアジトに移住。



服やその他の生活用品は後で買えばええからってしげに言われて、ほとんど手ぶらで来たようなもの。



「…ほんとに大丈夫かな」


『何がや』


「あたし全く関係ないのに住むなんて」


神「おはよー、お！Aもおる」



入り口まで来て躊躇っていると、トモの明るい笑顔が二人を迎えてくれた。
話し声が聞こえたのかな。



あたし…知り合って間もないのに。



『別に住みますって言わんでも、ダラダラの延長線で泊まる感じにしたらええんちゃう？』



耳元で早口にそう伝えられ、トモに向き直った。
負けじと笑顔を返すしげ。



『おはよ神ちゃん』


神「今何言うたんしげ！イチャつかんといてもー」



はははって別に気にとめてなさそうな笑い声を上げて、はよおいでって手招きしてくれる。
これが本当のお母さんの姿なのかなって思ったり。



中に入ると既にザワザワとしていた。
みんな学校に行く気はゼロのよう。



出席ギリギリもいいとこなんじゃないかな…



小「あー！Aさんおはよございます！」


『俺には？』


小「…あ、見えませんでしたすみません。おはようございます！」


『チビとか言うなやこのデカ！』


小「言うてませんよ！」



やっぱりここは楽しいと、再確認。

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