そこをどこうか？紅丸さん (ページ6)

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脱走6 ページ6

ご飯が出来上がると、再びヒナヒカが現れた。

「「メシメシメシ～～！！」」

2人は手を合わせ、ご飯を食べる。

私と紺炉さんも食べ始めた時、2人が口を開いた。

「なぁ、Aって若と結婚すんの？」

「孫の顔はいつ見れる？」

『げっほげほげほげっほ！！！』

「２人共辞めねぇか。その話はこの前しただろ？」

『したんですか！？そこは別のフォローが欲しかったな！紺炉さん！』

あのまともな紺炉さんがこんなこと言うなんて。

「だってさ、若、何かとA傍に置きたがるし、簪買ってAにやるし。」

「これで気がないとか、ただのクズ野郎じゃねーか！」

「そーだそーだ！」

『なんて言う口の悪さ！』

「まあ、若の事だ。何か考えがあっての行動なんだろう。まずは見守っておこうぜ。」

紺炉さんはいつもの様に味噌汁をすすって、食器を片付け始めた。

……何ですぐに色恋沙汰になるんだろうか………。