検索窓
今日:45 hit、昨日:6 hit、合計:456,761 hit

捕獲32 ページ32

『おはよう……べにまる。なんでないてるの?』

「………A?……お前……!!」

『なかないでよ、べにまる!』

Aは、前と変わらない笑顔を俺に向けた。

「A!A!」

俺はAを強く抱き締めた。

『あははっ!くるしーよ!べにまる!』

「A!!」

部屋に入ってきた紺炉は、手に持ったAの着替えを落として驚いた。

『こんろーー!!』

「ヒナタ!ヒカゲ!Aが起きた!!」

足音が聞こえ、ヒナタとヒカゲが泣きべそをかいてAに飛び込んだ。

「A!何死にかけてやがる!」

「ヒナタとヒカゲに心配かけさせんなよ!!」

部屋が泣き声と歓喜に包まれる。

Aはキョトンとした顔で言った。

『みんなーなんでないてるの?』

捕獲33→←捕獲31



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (156 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウィンぷす | 作成日時:2019年9月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。