今日:38 hit、昨日:6 hit、合計:456,754 hit
小|中|大
監視27 ページ27
医者が駆けつけると、医者から言われた必要なものを紅と片っ端から準備して、部屋の外に出された。
近くの住人も駆けつけ、手当がされる。
医者が部屋から出てきた頃には、すっかり日が沈んでいた。
「っ!どうだ、Aは!」
「助かるのか!?」
「お、落ち着け、2人とも。今は何とか、一命は取り留めて安定はしているが、まだ何とも言えない。頭を強く打ってるし、他の部分も打撲がある。……それにオーバーヒートで熱が出てる。」
「!アイツ、発火能力が………。」
医者は頷いて続けた。
「どうやら、あったみたいだ。あったのに使わなかったのか、突然使えるようになったのか分からないが、使いすぎによるオーバーヒートで高熱が出てる。もしかしたら、灰病になるかもしれない。」
「灰………病…………。」
紅の顔が凍りつく。
「今日が山場って所だ。儂は近くのヤツらの家に厄介になるから、なんかあったらすぐに呼んでくれ。」
「……ああ…。すまねぇな……。」
紅は俯いて、頭を抱えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
282人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ウィンぷす | 作成日時:2019年9月30日 21時