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監視27 ページ27

医者が駆けつけると、医者から言われた必要なものを紅と片っ端から準備して、部屋の外に出された。

近くの住人も駆けつけ、手当がされる。

医者が部屋から出てきた頃には、すっかり日が沈んでいた。

「っ!どうだ、Aは!」

「助かるのか!?」

「お、落ち着け、2人とも。今は何とか、一命は取り留めて安定はしているが、まだ何とも言えない。頭を強く打ってるし、他の部分も打撲がある。……それにオーバーヒートで熱が出てる。」

「!アイツ、発火能力が………。」

医者は頷いて続けた。

「どうやら、あったみたいだ。あったのに使わなかったのか、突然使えるようになったのか分からないが、使いすぎによるオーバーヒートで高熱が出てる。もしかしたら、灰病になるかもしれない。」

「灰………病…………。」

紅の顔が凍りつく。

「今日が山場って所だ。儂は近くのヤツらの家に厄介になるから、なんかあったらすぐに呼んでくれ。」

「……ああ…。すまねぇな……。」

紅は俯いて、頭を抱えていた。

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作者名:ウィンぷす | 作成日時:2019年9月30日 21時

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