銀魂《宇宙海賊春雨・幻の第十三師団団長は、神威と神楽の姉貴》

46話 ページ8

蓮華side

蓮華「よし」

私は、船員達が飛び降りたのを確認し、敵船内に侵入する

船内は、薄暗く所々から火が上がり、煙が充満していた

牢獄を見渡していると、小さな声が耳に届いた

その小さな声は、よく耳を済まさなければ聞こえない程小さな声だ

タッタッタッ

声が聞こえた方に無我夢中で走り

ある牢獄を通り駆けると、そこにいたのは足に深い傷が入り、動けずにいた女性。
しかも、その女性お腹が大きくどうやら妊娠中の様

蓮華「大丈夫、ですか？」

女性に近寄り、傷口に綺麗な布を当て出血を抑えた


女性「はい、大丈夫です。すみません、陣痛とこの怪我で動けなくて」

蓮華「私が来たら、もう大丈夫。貴女の事を抱えて、町に戻るから安心して」

混乱状態の女性に宥める

女性「ありがとうございます。」


頭を下げ、お礼を口にする女性を自身の母と重ねてしまう

だが、すぐに我に戻り女性をゆっくりと抱え外へ急いだ

なるべく、女性に負担のかからないよう小走り程度で走る


タッタッタッ


光が見え、船内から抜け出すと周りは

敵D「逃げられないぜ…」

敵だらけ

敵が容赦なく迫りくる中、私は跳躍し手すり部分を蹴りさらに跳躍
そのまま船から飛び降りた


建物の屋上へ着地し、急いで女性をストレッチャーに寝かせ

船員c「今すぐ手当てを」

医療部隊は、女性を乗せたストレッチャーをゆっくり押していき建物の中へ

私はその様子を見据えながら、手に握る起爆スイッチを起動させた

スイッチを押すと、上空で大爆発が起こり凄まじい爆風が私の体を抜けていった

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