サッカー少年、ナイトコードで。

18. ページ18

"雪「初めてkの曲を聴いた時は、少しだけ、救われたような気がした



でも…それじゃ足りなかった。見つけられなかった」"



奏【…ごめん、私も落ちる】



ピコン



絵名【あ…】



【…俺も落ちるかな。絵名は、どうする？】



絵名【…え、あ、私も落ちるよ】



【わかった。それじゃ、また明日】



絵名【また明日…】



ピコン



『…はぁ。なんか1日でどっと疲れたな…』



"雪「＿＿誰よりも消えたがってるくせに」"



『消えたがってる…ね。いつからそんなこと、思うようになっちゃったんだろ…



気晴らしにゲームでも…あ、』



寝太郎【ねえ、今日ログインしない感じ？】



寝太郎【ね〜え〜】



寝太郎【まあいいや。今日は先抜けてるから】



『連絡、してくれてたんだ…。顔を知らない、どんなヤツなのかもわからない相手を心配するなんて…一様返事しとこ』



【今日、ログインできなくてごめん。ちょっとバタバタしてて…明日は必ずやるから】



『…はあ。必ずなんてないのに…



…もう寝よ』






ー神山高校ー



『…』



「なあ、今日の体育サッカーらしいぜ」



「え、なんでお前知ってんの？」



「俺、結構体育の先生と仲良いからさ。次の授業何やんのか聴いたら教えてくれたんだよね」



「へー、それにしてもサッカーかぁ。うちのクラスにサッカー上手いヤツいたか？」



「しらね。ウォーミングアップしてる時に、うまそうなヤツ探して誘えばよくね？」



「お、頭いい。そうしようぜ」



『(サッカー、か…。ズル休みしようかな)』






『先生、今日お腹痛いので休みます』



先生「有明が珍しいなぁ。大丈夫か？」



『あ、はい。すごく痛いってわけじゃないので、この時間休んだら治ると思います』



先生「そうか、わかった。しっかり休むんだぞ」



『すみません。ありがとうございます』



？「有明」



『あ、青柳。どうしたんだ？』



冬弥「さっきの有明と先生の会話が耳に入ってな。大丈夫か？」



『あー、うん。大丈夫だよ。大したことないから』



冬弥「そうか。それならよかった。じゃあ俺は授業に戻る」



『ああ、わざわざありがとな』



冬弥は少し微笑み、その場を去っていった



『はあ…(なんかすごい罪悪感…。まあいっか。残りの授業に備えて、体力温存ってことにしとこ)』



















『サッカー、したいな…』

19. 足りない音→←17.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す