続き 東大王ネタ ページ16
伊沢が用事で出演できない代わりに徳田が最後の助っ人として参戦。
「ここでスペシャルゲストについてヒントです！」
徳田が声を変えてインタビューに答えている映像。
「東大王の面々と面識があるとお聞きしましたが…」
──「1人だけですけど、はい」
「同じ学部で？」
──「いいえ、学部は違います」
「ちなみに誰ですか？」
──「鶴崎くんと面識があります」
スタジオは騒然。
名前が出た鶴崎は顔色を変えた。
「ヤバいヤバいヤバい(笑)」
「え、誰？(笑)」
「僕が思い浮かんでいるあの人だとしたら、今日相当ヤバいです。本気で阻止しないと」
伊沢さんよりもヤバいから、あの人。
鶴崎の言葉に何か閃いたのか水上の表情が変わる。
「え、もしかしてあの人？来てるの？ヤバくない？」
「え？え？」
「東大王チームが混乱してる(笑)」
「マジで誰なんですか」
東大王チームの奮闘も虚しく、スペシャルゲストが召喚されてしまう。
「本日、伊沢の代わりに来てくださった助っ人は…この方！！」
シャッ！とカーテンが開かれ、スタジオに登場したのは徳田柚希であった。
鶴崎と水上が顔を見合わせ、鈴木光が両手で口を覆う。
「芥川賞、ノーベル賞作家！徳田柚希先生です！！」
「マジでヤバい人来た(笑)」
宮川一郎太たち芸能人がこぞって握手を求める。
「徳田先生、鶴崎とはどのような関係で？」
「幼馴染で、前住んでいた家が近所でした」
「そうなんですよ。声優を始めてから引っ越してるんでもう近所ではないんですけど」
「そう徳田先生は作家だけでなく、声優もやっていらっしゃると！作品数は少ないものの、その広い声域と表現力で人気を博しているとか」
「何か１つ披露して下さいませんでしょうか？」
「うーん…」
徳田は少し視線を彷徨わせ…鈴木光と目があった。
「(ちょいちょい)」
「？」
鈴木光を手招きし、自分の前に立たせると徳田は拱手しその場に跪いた。
『！？』
「“お任せを、君主殿。我が策をもって貴女に勝利を”」
「きゃあああ…！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぃぎー - はじめまして､柚子ポン酢さんの創る設定や話がとても好きでいつも楽しく読ませていただいています｡最近ハマり始めたのですが､声優さんのネタ､面白かったです｡突然の書き込み失礼しました｡ (2019年10月31日 22時) (
レス) id: d93ef650b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚子ポン酢 | 作成日時：2019年10月27日 11時
