続き ページ41
十六夜は前世の記憶から自己評価が底辺。
一度心を壊してしまったため、基本的に寡黙・無表情。
――中島敦との再会。
太宰の指示通り、倉庫に行く。
「……敦、」
“やめろ！藤乃をどこに連れて行くつもりだ！？”
この世界での唯一の肉親。…離れ離れになる最後のときまで、私を守ろうとしてくれた兄だ。
生きていて、よかった。
これから君には、多くの困難が待ち受けていることだろう。
…末席とはいえ、これでも神に名を連ねる者だ――君の未来に、祝福を。
そのとき、乱歩を除く探偵社の面々は初めて十六夜の微笑みを目撃した。
――…
「…ねぇ、敦くんは咲夜ちゃんと面識はないよね？」
初出勤の朝、太宰は敦に問いかけた。
「咲夜ちゃん？…って誰ですか？」
「…いや、何でもないのだよ」
乱歩さんの妹・江戸川咲夜は謎に包まれている部分が多い。
社長と乱歩さんが信頼しているんだ。裏のある人間ではないと思うが…
あの目は、私の汚れた過去を見透かしているのではないかと思ってしまう。
倉庫で気を失った敦くんの頭を撫でた咲夜ちゃんは…私たちが見たことのない顔をしていた。
「(……ズルいな、敦くん)」
――…
異能力を持たない事務員、それが江戸川咲夜だったが…ある日の依頼でポートマフィアの構成員と出くわす。
襲ってきたため、殺さない程度に叩きのめす。
「…よぉ、うちの部下を随分かわいがってくれたじゃねぇか」
「…」
いつの間にか背後に立っていた中原中也を十六夜は一瞥する。
「まだ暴れ足りないだろ？一寸相手してくれよ」
中原中也と一戦交える。
十六夜の体術は中原と互角かそれ以上。
「へぇ…！お前結構やるじゃねぇか。探偵社に置いておくにはもったいないな」
「…それはどうも」
この日を境に十六夜は中原に好敵手認定されてしまい、出くわす度に戦う羽目に。
――太宰がポートマフィアに囚われたとき。
「太宰、咲夜の奴は元気にしてっか？」
「…は？」
太宰は耳を疑った。どうして中也が咲夜ちゃんの名前を知っている、しかも何か親しそう。
「咲夜ちゃんと知り合いなのかい、中也」
「最近会って、一度手合わせしたんだよ。探偵社にはもったいないほどの使い手だな、あいつ」
そんなの初耳なのだけど。
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ユカ・フォルティア(プロフ) - はい、大丈夫です。こちらこそ、忙しいのに、答えてくださり、ありがとうございます。無理しないでください (2018年3月11日 11時) (
レス) id: 4012e6ec36 (このIDを非表示/違反報告)
柚子ポン酢(プロフ) - ユカ・フォルティアさん» リスエストありがとうございます！ネタが浮かび次第、投稿しますね！おそらく、大和＋官兵衛＆長谷部になってしまうと思いますがよろしいでしょうか？ (2018年3月10日 21時) (レス) id: ef6e283f53 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ・フォルティア(プロフ) - こんにちは、あともう一個討鬼伝と刀剣乱舞、お願いしてもいいでしょうか？討鬼伝から大和、戦国無双から、黒田官兵衛、刀剣乱舞からへし切長谷部でお願いします。これからも、がんばってください。応援してます。 (2018年3月9日 13時) (レス) id: 375b0a6911 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ・フォルティア(プロフ) - ありがとうございます！すごく良かったです。そっか、秋水さんは知っているんですね。 (2017年12月20日 8時) (レス) id: 4012e6ec36 (このIDを非表示/違反報告)
柚子ポン酢(プロフ) - 杙さん» コメントありがとうございます！もちろん賢王との絡みは書く予定です。FGOを始めたのはつい最近で、色々捏造が入りそうですがそれでもよければ末永くお付き合い下さい^_^ (2017年12月19日 21時) (レス) id: ef6e283f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子ポン酢 | 作成日時：2017年4月28日 21時
